2023年の9月から半年間、在住している千葉県市川市の「TMO」というプログラムに参加しました。
(*「TMO」とは「Town Management Officer」養成プログラムの略)
この半年間を通じて「地域で自分に貢献できることはないか?」を模索してきましたが、TMO講座ももうすぐ修了。
そこで、最終発表の内容をブログでご紹介します。(発表予定日:2024年2月17日)
10分では発表しきれないと思うので……
いわば「自分用プレ議事録」です。
私は塾講師などの経験もあり、この半年間は教育について考えてみました。
プロセスを説明するとこのようになります。
まず、市川図書館を訪れて小中学校の教科書を一通り閲覧しました。
その結果「義務教育で取り上げたい!」と思ったのがつぎの10科目です。
ただ、それぞれの関連性が整理しきれず、アプローチがわかりませんでした……。
このなかで自分が関心が強く、得意な科目が3科目あると気づきました。
「英語」と「お金の知識」と「法律」です。
当面、この3領域をアピールしたいと思います!
そこで「DO教育」です。
「DO教育」とは「自分を守る力=Defensive(守り)」「お金を稼ぐ力=Offensive(攻め)」の両方を教育によって伸ばしていこうという考え方です。
当初は子供向けの教育を考えていましたが、いやちがうな、と。
子供ではなく「大人」にこそ再教育が必要と思いました。
大人が勉強してバージョンアップしなければ、子どもに伝播しないからです。
村上ショージさんのギャグとは関係ありません。
まず、わたしがとりあげたい担当科目(その1)は英語です。
英語学習歴30年。塾講師を通じて教え方を研究したり、自分の子どもに教えたり、の経験あり。
自分の娘には、小学生のうちに英検3級取得できることを目指しましたが、私のリソース不足のため間に合いませんでした……
英語学習法については、Kindle本を出版するために数年前にいちど整理しました。
その模様はKindle電子書籍「英語戦闘力向上プロジェクト」で触れていますが、私の場合はNewYorkTimesを毎日読むことが性に合っていましたね。
【参考記事】
英語については次の3つのステップで検討しました!
まず概要把握!
中学校レベルの単元を大きく5つほどに分解してみました。
「文章の種類」「単語の種類」「時制」「英語独特の表現」「その他」。
特に、中学校では時制と文章・単語の種類、不定詞・関係代名詞あたりが重要になってきます。
ここさえ押さえておけば余裕です。
次に文法単元をレベルにわけてマトリックス表を作ってみました。
英文法については、「助動詞」と「時制」と「文構成」をおさえればリーディングのトレーニングが可能になります。
集中的に勉強すると1週間ほどでマスターできるんじゃないかなと思っていますが……どうでしょう。
英検3級の問題を分析して、解答手法を子供に伝えました。
高校受験・大学受験では読解メソッドが非常に重要です。
今年の共通一次試験ではリーディングがかなり難化したようですね。
わたし自身の方法をご紹介すると「記号法」「スラッシュ法」「改行法」の3つを活用しておりました。
具体的には次のようなイメージになります。
言語学習は一朝一夕では身に付きません。
いかにモチベーションを維持して学習を継続できるかだけがポイントになります。
すさまじく言い古されているけど、これ以上に大事なことないわ。
最終発表ではあまり触れませんが、お金のこともみんなと一緒に考えたいです。
お金は哲学です。
「自分が何を人生で成し遂げたいのか?」「何を大事にしているか?」を知らないとお金への向き合い方がわからない。
たとえば「新NISA」や「老後2000万円問題」はほとんどの国民は無視してもいいテーマだと思っています。
ファイナンシャルプランニング技能士3級の知識レベルは重要。
FPはお金のテーマを体系的に学習できるので、一度学習することをおすすめします!
KindleでもFP3級問題集を発売中。
私は法学部ではないのですが、資格勉強を通じて法律を独学してきました。
宅建士の勉強から数えると4年ほど。ようやく法律のイロハがわかってきました。
すごく奥深くて面白いのよ!
とくに民法は図に書かないとわからないケースが多いので、作図方法を研究しました。
去年、行政書士試験の結果待ちのあいだに、Kindleの「宅建作図」という電子書籍でまとめました。
最後に、TMOの最終発表ではとりあげない資料をご紹介します。
昨今は、義務教育の課題として「教員不足問題」が挙げられます。
「エコノミスト」という雑誌で、興味深いコラムがありましたので取り上げてみました。
私は「教師の数が足りないのなら、AIとかリモートで教育で対応すればよいのでは?」と短絡的な意見をもっていましたが、甘かったです。
上のスライドのように実際の教育現場では生徒が実に多様化しており、それぞれカスタマイズした教育が要求されているのです。AIやシステム化で補える種類のものではありません。
採点業務や教科プランニング業務などはデジタル化したほうがいいでしょうが、教育の本質はやはり人間しかできないのではと思っています。
最後は、iPadで描いた市川市のマスコットで締めます。
だれかこのキャラクターの名前をおしえてください!