今年(2021年)の抱負の一つに「FP1級を受験する」ことを掲げていました。
そして、2021年1月24日に、FP1級(学科試験)を受験してきましたのでその体験記と反省点を述べますね。
先に言いますと、反省点は次の3つです。
(1)基礎編はぜんぜん基礎ではない。
(2)昼休みにガッツリ食べてはいけない。
(3)応用編は絶対に点数を落としてはいけない。
(*注)今回の記事はFP1級を受験する方が対象となります。
FP2級を受験される方は私の1年前の記事を参考にしていただければと思います。
関連記事:2020年1月にFP2級を受験した体験記。【予想より難しかった】
まず前提条件として、去年と今年はいろいろな意味で特殊でした。
コロナの影響で試験自体が中止されたり、マスク必着だったり。
マスクをしながら集中を続けるというのはかなり体に負担がかかるようで、試験後はぐったりしました。
さらに、前日から雪の予報が出ていたので交通機関に影響がでることも想定しないといけなかったのですよ。
電車遅延や運休があった場合のこともシミュレーションしながら前日を過ごしました。
これもちょっと不安定要素の一つ。
そのため今年はちょっと例年より厳しい背景がありましたね。
体験記をさくっと述べてから反省点に移ります。
2021年1月24日。
幸運にも雪は降っておらず交通機関も正常どおり。
朝のルーティンを終えてから7時40分ごろに渋谷へ向かう。
8時30分から約1時間、渋谷のマークシティのカフェで最後の総仕上げ。
今日はFP1級の試験日です! 東京は雪が降らず通常通り実施予定。 これから少し見直しして臨みます! 受験される方、寒いですがお互い頑張りましょう!#FP試験 #fp1級 pic.twitter.com/JXgL0jyXIw — ケンタ (@kentasakako) January 23, 2021
10時から試験なので9時半ごろに会場入り。
緊急事態宣言は発令しているとは思えない会場の密ぶりに唖然。
会場は広かったですね。
半分はFP1級の受験、もう半分はDCプランナーの受験という「混在状態」。
たしかにFP1級の受験生自体が少ないというのもあるけど、この詰め込みはどうかと思います。
(人口密度が高かったので、コロナ禍のご時世で怖かった)
そこで1時間の昼休憩をはさんで約5時間の受験に励みました。
実感としてはあっという間でしたね。集中していると時間の経つのを忘れますね。
そして、3つの反省点を記します。
FP1級の試験は午前の「基礎編」と午後の「応用編」に分かれます。
「基礎編」はマークシート式で4択問題。
「応用編」は穴埋め問題や計算問題があり理解度を問われます。
勉強しているとわかるのですが、FP1級の肝となるのは「応用編」なのです。 ここがポイント!
名前に惑わされてはいけません!
「基礎編」はぜんぜん基礎ではないんです。むしろ「超応用」です!
基礎編を完璧に仕上げようとするとはっきりいって時間がいくらあってもたりません。
微に入り細に入るような、重箱の隅をつつくようなえげつない問題が出題されるので、ここを徹底的につぶすというのは考えないほうがいいです。
基礎編はあくまで「絶対取れるところを落とさない」ことが重要。
そして、応用編の計算問題は完全正解を目指すこと。
はっきり言って、応用編はきちんと勉強対策すれば取れます。
基礎編にどっぷり浸かるよりも応用編で確実に取ることのほうが大事!
一年前に渋谷でFP2級を受験したときは比較的時間にゆとりがあったので、お昼時間をゆっくりと過ごしたのです。 去年のツイートはこんな感じ。
FP2級学科が終わり、近くのカフェでランチ中です😌 やはり3級と違って2級は難易度上がりますね。 3級のときは30分で解き終わりましたが、2級は1時間38分かかりました。 午後に向けては係数だけチェックしておきましょうね。 pic.twitter.com/pAwaSNzg2D — ケンタ (@kentasakako) January 26, 2020
先にも述べましたが、応用編は対策さえしっかりしておけば得点につなげやすいといえます。
もし基礎編で思うような点数が取れなくても、応用編で挽回する事は充分可能です。
逆に言うと応用編は絶対に点数を取らないといけないのです。
もし午前で失敗しても午後でいかに気持ちを切り替えられるか?
FP1級で最重要ポイントがここにあります。
どうしても昼休みに基礎編の正誤が気になりますが、それよりも応用編で出そうなポイントを復習しましょう。実は午前の問題傾向から午後の問題を予想することも可能なのです。
たとえば今回のケースでいえば、午前(基礎編)に「法人税の交際費の損金」についての問題が出題されました。これは午後(応用編)の税金で法人税計算では頻出ですよね。
ということは応用編の税金では「法人税」以外(つまり所得税)が出る可能性があるということが予想されます。法人税だとしても交際費は出ない可能性が高いので引当金や減価償却をチェックできますし。
そして、案の定応用編では「法人税」ではなく「所得税」が出題されました。
このように午前をいかに活用して午後に活かすかが勝負です。
基礎でダメでも応用がある。
このメンタリティで気持ちを切り替えましょう!
当日の夕方に解答速報が出たのでさっそく自己採点したのです。
FP1級の自己採点してみました。 基礎:26/50 応用:概ね合っていたのですが、所得税の白色事業専従者控除を85万としてしまったり、建蔽率を間違えるというケアレスミスもあり、、、ただ、障害年金額も不動産(買換え特例)も類似業種比順方式と純資産価額方式も素直な問題でしたので正解でしたね。#FP — ケンタ (@kentasakako) January 24, 2021
もう基礎編がことごとくダメでしたね。
2択まで絞った問題がほぼ全て間違えていました。
ただ、応用編はある意味解きやすい標準的な問題でした。
結果発表までは合否はわかりませんが、またご報告します。
ちなみにFP1級は完全独学はきわめて難しいです。
私は「LECの通信講座」でDVDを購入して1回転させて内容を把握しました。
その後、問題をひたすら解きまくってノート1冊にまとめました。
FP1級は教材が少ないので対策がしにくいというのが実情ですので、通信講座とかをうまく活用しましょうね。
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