前々から見たかった「ちいかわ」の映画を、ようやく見てきました。
本当は娘と行きたかったのですが、娘はすでに友達と見に行っていたため、結局わたし一人での鑑賞!

そこで感じたのは、映画の内容そのものよりもなんだか深いものでした。
一言でいうと「期待値を上回ることの難しさ」です。
この映画を見たいと思ったきっかけは、千葉のローカルラジオ局「bayfm」の番組「シンラジオ」でした。
元放送作家の鈴木おさむさんと、映画評論家の松崎健夫さんが、かなりの時間を割いてこの映画について語っていたのです。ラストシーンは本当にそんなに衝撃的なのか、この目で確かめたくなりました。
余談ですが、わたしは「シンラジオ」が大好き。
とくに水曜の関根勤さんとイガワさんが好きすぎて特製バーガー食べにいきましたし。
関連記事:千葉「マンチーズファクトリー」に挑む!水曜シンラジオ限定コラボ「チャランボれバーガー」攻略記
話を戻すと、かなり高い期待値を抱えたまま映画館に足を運んだわけです。
とくにラストシーンは「ブラック」で「バッドエンド」だという噂も流れていて、わたしなりにいろいろな想像をふくらませてしまったのです。
ちなみにわたしは映画を見るまで「ちいかわ」のことをまったく知りませんでした。
「ちいかわ」という生き物が何なのかも、よくわかっていませんし、正直今もよくわかっていないのです……。
そのせいか、途中までまったく世界観がつかめず、どう見ればいいのかも手探り状態。
「なるほどこういう世界観なのか」とわかってからは、とりあえずそのセンスに没入しました。
ツッコミどころがある場面は、心の中でこっそりツッコむ。
「草むしり検定5級」ってなにを勉強するねん?
そして、注目のラストシーンです。
わたしはそこに至るまでのストーリーで、いろいろな仮説を立てていました。
ところが、意外にもあっさりとエンドロールが流れ始めたのです。席を立つ人もちらほら。
いやいや、ここからが本筋でしょ?
そうなのです、このエンドロールのあとにこそ何かあるはずだと信じて、最後まで席を立たずにいました。
そしてラストシーン!
ここでわたしは「あぁ」と思ってしまいました。
きつい言い方をすれば、想定の範囲内のラストシーンだったからです。
正直いうと、わたしの中ではもっとえぐいシーンを思い描いていました。
ただ、そこはやはりアニメの世界。子どもも見る作品である以上、常識の範囲内での結末になるのは当然です。
もちろん、その後の展開を想像すればなかなかのバッドエンドではあります。
それでも、わたしの予想の範囲は超えてこなかったのです。
ここでひとつ学んだことは、「期待値コントロール」の重要性です。
人の期待値を超えるのは、思っている以上に難しい。
あえて期待値を上げすぎないことのほうが重要なのかもしれません。
この映画がすでに興行収入100億円を突破していることを考えると、なおさらそう思ったりします。
これは、経済の世界にも通じる話で「株価」もまさにそうです。
業績への期待値が大きすぎれば、決算の内容がどれだけよくても、その期待値に届かなければ株価は暴落してしまいます。
「ちいかわ」の映画を見て、内容よりも「世の真理」のようなものを、あらためて痛感しました。
