先日受験したFP2級の合格発表があり、無事合格いたしました!
【受験体験記】2020年1月にFP2級を受験した体験記【予想より難しかった】
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これはあくまで主観ですが、FP2級についてはテキストや参考書は要らないかと。
私の場合、ひたすら問題集を解いて「どのような問題が出るか」を把握してノートにひたすら要点を書いていました。
その際、問題集の解説部分がテキストの役割を担います。
つまり、こうですね。
たとえば、NISAとiDeCoの違いについての問題が出た場合、「どのような形で出題されるか?」をイメージします。
そして、解説を読んで重要だと思ったところをノートにメモる。
その後、ネットで「NISA iDeCo 違い」で検索して情報を読むと理解が深まるのです。
FP2級までは別に参考書やテキストは不要だと思います。
多くの人はテキストを購入したら最初から読むと思うのですが、これが落とし穴。
FPでいう「最初」というのは1章の「ライフプランニング」です。
これが厄介なんです。
いきなり社会保険(厚生年金や健康保険など)が出てくるのでここからのスタートは難易度がやや高いです。
オーソドックスに独学すると、多くの人は「遺族年金」あたりで挫折しますね。
2章の「リスクマネジメント」まで学習がすすまない可能性も高いかも。
だから、以下の勉強方法をトライしてみるのをおすすめします。
①問題集をクイズのように解いていく。
②ミスしたら解説やネットで深掘りする。
このほうがモチベーションを保ちやすいです。
ただし、これはFP3級レベルをある程度理解した人向けです。
私はFP3級を独学合格して、基礎をつかんだ上でFP2級に臨んだのでスムーズに理解できました。
ちなみに私が利用した問題集も次の2冊だけです。
まずは、TACのスッキリ解ける過去+予想問題です。2回転くらいすると大体の問題傾向がつかめます。
次に直前予想模試です。
これで出題されそうな論点を集中的に把握します。
②2022年5月試験をあてる TAC直前予想模試 FP技能士2級・AFP
過去問も解きませんでしたし、予想問題だけで十分でした。
前述しましたように、私はFP2級合格以前に「FP3級」と「宅建士」に合格しています。
関連記事:FP3級に一発合格!次に狙う資格は何がいいのか問題
FP3級は難易度が低いためそれほどの勉強時間は要しませんでした。
ただ、宅建士は合格までに苦労しましたね。
不動産が本業でなかったために何度もモチベーションを落としました。
しかも、宅建士は年に一度しか受験できません。
一度落としたらもう1年勉強しないといけないんですよ。
私は1回落ちたのですが、これは地獄でしたね。
宅建士は真剣に勉強しただけあって、FP2級には大きなアドバンテージになりました。
実際の学科結果をみていただけると分かります。
得点を見てみると、「リスク管理」が2点という大惨事にもかかわらず合格しています。
なぜ合格できたかというと「E. 不動産」をみてください。
満点の10点を取れています。
繰り返しますが、私の本業は不動産でもないし、不動産業に関わったこともないんです。
それなのに満点をとれたのはひとえに「宅建士に合格した知識」なんですよね。
宅建士の試験で出てくるトリッキーな問題に比べれば、FPの問題は解きやすいのは事実。
宅建業法や法令などは宅建士の勉強過程で深い理解を得ています。
つまり、ここで言いたいのは「絶対に得意分野を作ろう」ということです。
これを読んでいるかたが保険業に関わっていたら「リスク管理」は満点をとらないといけないでしょう。
金融業のかたは「金融資産運用」を、税務にかかわっているかたは「タックスプランニング」を満点めざしましょう。
すると、一科目くらい不得手だとしても全然カバーできます。
一番悪いのはすべての科目を平均的に取ろうとすることですよね。
これは時間の浪費にもつながってしまいます。
FP2級の受験会場を見て驚いたのですが、受験生は若い方が多いんですよ。
すごいと思います。
20代や30代でこの試験に挑戦することは今後の人生に活きると思います。
40代になると「もう資格とかじゃないよね」「今さらFPなんて意味ないよね」と言われるかたが多いと思います。
たしかにその通りかもしれません。
ただ、以前も述べたようにFP2級レベルは国民必須の知識だと思っています。
とくに40代以降は。
関連記事:FP2級は人生の必修科目だと思う。
たとえば、相続。
40代になると急に現実味を帯びてくるんですよね。
親族が亡くなったりしたとき、相続税の計算方法を知らなかったら相続税対策ができません。
年金も。
70歳まで繰り下げして42%増額を狙うほうがいいか、合理的な判断ができるかどうか。
不動産。 今不動産を所有しているかたは出口戦略を練れているでしょうか?
実家がある場合はどうしよう。
宅建士の知識までは不要かもしれませんが、不動産の基本知識は40代以降に重宝されます。
そう考えると、FPというのは合格が目標ではなくて、お金の基本知識を学ぶいい機会なんですよね。
40代というのはこれまでの人生でいろいろと経験してきたはずです。
私も、失業を通じて、病気を通じて、確定申告を通じて、宅建士合格を通じて、子供を通じて、さまざまなマネー経験を得てきました。
FP試験はその経験を活用できる場です。
40代は20代よりも人生経験は豊富なはず。
記憶力は減退しているものの、それを補ってカバーできるものは十分あります。
40代、50代だからとあきらめずにぜひ挑戦してみましょう。
年齢はむしろアドバンテージになりえるのです。
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