もう年末ですね!さあ、生活を見直すいいタイミングです。
私は今年中に開業する予定だったのですが、まだ時期尚早と判断していったん撤退しました。もう一度リスタートを図ります!
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これからもう一度がんばります!
そこで、自らの家計を見直すため本格的に家計簿を分析しようと思いました。
1級FPを取得している身なのに家計簿を軽く見ていました。
しかし、今現在は窮地に陥っているので、転職活動をしつつ早急に家計を見直すことにしました。
家計を見直し、生活防衛するには2つのアプローチがあります。
シンプルですがこの2つです。
そりゃそうや……身も蓋もないわ。
「投資をして増やす」という選択肢もありますが、リスク許容度を考えると今は積極的に狙うタイミングではないです……
守りを固めよう!
とはいえ、「つみたてNISA」と「iDeCo」は継続しています。
いまはインデックス投資中心で保守的な運用にかぎります。
今のうちに家計を「鉄壁の貯金体質」に変えておくべきだと思うのです。
当然のことながら、収入の範囲内で支出をコントロールすることが大事!
そのためには支出と今の収入の金額を把握しておく必要があります。
そして毎月、次の不等号を成り立たせましょう。
なぜ今こそ家計を見直すべきか?
それをマクロとミクロ2つの視点から述べます。
「スタグフレーション」という言葉をご存知でしょうか?
スタグフレーションとは「スタグナント(停滞)」と「インフレーション」が合わさった言葉です。つまり、停滞する経済の中で、どんどん物価が上がってしまう状況をいいます。
今、世界的なインフレが話題となっています。
たとえば、アメリカでは大きく消費者物価指数が上がっています。
前年同月比「6.8%」て!
米労働省が10日発表した11月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比6.8%上昇と、伸びは10月の6.2%上昇から加速し、1982年6月以来約39年ぶりの大幅な伸びを記録した。供給制約下で商品やサービスのコストが広範囲にわたり上昇した。米連邦準備理事会(FRB)によるテーパリング(量的緩和の縮小)加速を促す可能性がある。
REUTERS(2021/12/10)「米CPI、11月は前年比6.8%上昇 39年ぶりの高い伸び」
EUでもインフレがかなり進んでいます。
「4.9%」!
欧州連合(EU)統計局が17日発表した11月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)改定値は、前年同月比4.9%上昇と過去最大の伸びを記録した。
REUTERS(2021/12/17)「ユーロ圏CPI改定値、11月前年比は速報と変わらず 過去最大の上昇」
速報値から修正はなかった。半分以上がエネルギー価格の上昇によるものだった。
そして日本はどうでしょう。
2021年11月の速報値をみてみますと……
総合指数は2020年を100として100.0
総務省統計局のサイトより
前年同月比は0.5%の上昇 前月比(季節調整値)は0.3%の上昇
え、「0.5%」?
ほとんど値上げしていない状態ですよね!
このように日本は、海外に比べて消費者物価指数の伸びがとても鈍いのです。
一方、日銀の統計(2021年11月速報値)によると、国内企業物価指数は前年比+9.0%となっています。
これは何を意味しているか?
日本だけインフレが起きていない!
つまり、価格転換が進んでいないということです。
「価格転嫁」という言葉はちょっと難しいですが、要するに「企業が払うコストを消費者に売るときに上乗せする」という意味です。
また、日本の消費者は値上げにとても敏感なので、少しでも値上げすると買い控えが起きてしまいます。
そのため、企業の生産コストが上がっているにもかかわらず値上げできないのです。
値上げすると売上が下がってしまうので、ビビってできないんですね……
そのうえ、昨今は原油高、輸入品価格も高騰しています。
企業がいつまでも値上げせずに存続できるわけはありません。
実際に、じょじょに値上げに踏み切っている企業も出てきました。
そして2022年からはいよいよ日本でも大幅に物価上昇する可能性もあります。
だから、今こそ守りを固める時期なのです。
つまり集中的に支出を見直して、徹底的に生活コストを下げることから始めるのです。
特に固定費よ!
こちらは個人的な理由です。
冒頭にも述べたように、今年起業するはずだったのですが頓挫しました。
ふと我にかえったとき、現実に直面したのです。
今の自分が貯金を切り崩してるという底辺の身であり、この状態が続くと経済的に厳しい自らの姿を……
「お金より時間の方が大事だ」と思い込み、自分の家計の見直しをないがしろにしていたのです。
1級FPなのにね……
今こそ自分の足元をしっかり見直すチャンスだと思いました。
ちょうど年末年始で区切りがいいですし、時間もあります。
そこで、まずは教育費をセーブするため、子どもに英語を教えるプロジェクトも立ち上げました。
【参考記事】親子で英検4級合格プロジェクト【第1話】自分で教えて教育費を減らそう!
最後に、来年の抱負を。
2022年は最強の家計を作ろうと思います。
たとえスタグフレーションが来ても、堅牢な貯金体質を今のうちに作っておくのです。
支出の見直しからスタートしますので、その様子もシェアしますね!
【次回記事】▼さっそく年間スケジュールを立ててみました!
最強の家計を作る1年間のロードマップ【2022年の年間スケジュール】