前回、わが子に過去問の筆記問題を解いてもらいました。
主な目的は「本試験のレベル」と「自分の現在位置」を把握することでしたね。
▼参考記事:親子で英検4級合格プロジェクト【第2話】まず本試験よりはじめよ!
さて今回はリスニングの本試験問題をわが子に解いてもらいました!
リスニング問題を解く目的は以下の2つです。
概していうと、リスニング問題に苦手意識を持っている生徒はとても多いですね。
それもそのはず「英語を聴く」という習慣がほとんどないため当然です。
なじみのない言語をただひたすら30分も聴くというのは苦行に近いですよね。
そこでまずは単に30分間聞くだけでOK!
一通り流して聞いてみましょう。
もしここでなんとなく雰囲気がつかめるなら万々歳です。もし「全く聞き取れず雰囲気も全然わからない」と言う状態であっても何の不思議でもありません。むしろ当然です。
「現状はそうである」という認識だけで大丈夫なのです。
ここから実力が伸びていく「伸びしろ」がたくさんあるということですから。
さて、実際に子どもにリスニングを試してもらい、戦術めいたことを気づいたので書いてみます。
英検4級のリスニング問題は、問題文も解答文も2回ずつ繰り返し放送されます。
つまり、1回目で聞き取れなかった部分は2回目でカバーすることができるのです。
これはかなりのアドバンテージであり、最大限に利用しなければなりません。
たとえば、「1回目の放送でどの部分まで聞けるか」ということを事前に計画しておくのです。
ちなみに、「TOEIC」という英語試験では2回も問題文が繰り返されるサービスはありません。
TOEICのリスニングは一回勝負なので、すごい神経を使います……
文章がリピートされるのとされないのでは戦術が異なってくるので、英検はTOEICとは違うアプローチが必要となるのです。
さて実際に、娘がリスニング問題を解いてみたところ、やはり感覚で解いていた部分が大きいようでした。
端から見ていてもセンスで回答している問題が多そう。
このセンスも大事です!
ここから時間をかけてリスニング対策を練っていくのですが、私としては筆記とリスニングを区分せずに英検対策をしていきたいと思いました。
一般的には筆記問題とリスニング問題とを別々に対策を練る方が多いですが、英語力を伸ばすと言う意味では「筆記をしながらリスニング」「リスニングをしながら筆記」というように有機的に学習する方が効果的であると思っています。
語学というのはとにかく五感を使いながら学習するのが鉄則。
そうすることによって頭と体に定着していきやすいので、このあたりの方法論も今後考えていきたいと思います。
「筆記試験の問題文を音読する」ことも取り入れています。
また場合によっては、リスニング問題の書き取りもやってみようかと。
リスニング問題を得意にすると、今後の英語力向上に大きなアドバンテージになります。
リスニング問題は苦手意識をもちやすいので、敬遠されがちです。
しかし、先述したように英検試験は「問題文が2回繰り返される」「トレーニングでカバーできる」ので十分に攻略することが可能です。
そのため、リスニングの学習時間はなんとか確保しておきたいですね。
さて、次回からは英検4級の各ユニットの対策を考えていきます!