前回までは、我が子に過去問を実際に解いてもらい、自分の実力やテストの難易度を体感してもらいました。
そして、2021年11月24日から問題の解説をスタート!
今回はその模様をお伝えいたします。
今回からiPadを利用しながら子供に教えることにしました。
本来はホワイトボードを利用したかったのですが、iPadを囲んで一緒に勉強するスタイルを試してみたかったのです。「GoodNotes5」というノートアプリを使うと、ラインやマーカー、書き込みで解説できるので便利ですね。
いや、むしろiPadはホワイトボードより断然に使えるかもしれません。
保存ができるし、書き直しも簡単です。
思いついたことを即座にメモできることも大きな利点です。
これぞ「iPad万能説」!
そういえば、レジメを事前に作って電子データで送ることも可能です。
ペーパーレスになるので、環境にも優しいですよね。
まず、我々は「大問2」の会話文問題から研究を始めました。
一般的な塾では「大問1」の穴埋め問題から解説を開始すると思います。
たしかにこの「大問1」パートは15問もありますので、得点に結びつきやすいと思われます。
ただ残念なことに「穴埋め問題」はじつは総合力を問われる問題が多いのです。
熟語や単語を知らないと解けない問題が多く、解説するよりむしろ自力で覚えることが多いパートになります。
そこで、まず会話文問題からスタートして「英語というものはもともとコミュニケーションツールである」と根本にもどって勉強したほうがいいと思った次第です。
また、会話文問題は5問しかないので軽視しがちですが、ウォーミングアップには最適なので検定試験のとっかかりとしてはよい問題ですよね。
そんな感じで親子で「どうすれば会話文問題を攻略できるか?」を研究しました。
iPadで考察した結果が以下の項目です。
みづらくてすみません!
ポイントを1つずつ見ていきましょう。
【大問2】では、2人の会話文からどのような状況で会話がなされているかをイメージする必要があります。誰と誰がどんなことについて会話しているのかを把握するのです。
例えば、2020年の(16)の問題はこのような問題が出題されています。
Son: Mom,do we have any cookies?
Mom: Sorry,( ) but we have crackers.
これをちょっと会話文的にしてみると次のような感じになります。
頭の中でこのようなイメージを持つと、息子がお母さんに「クッキーがあるかどうか」を聞いている状況が目に浮かんできます。
それに対してお母さんは「Sorry」と言っているので、これで「クッキーはないんだなぁ」と推測できます。
このように状況を理解するだけで解ける問題がかなりあるということです。
英語の勉強に関しては、「問題を解く」ことだけにフォーカスする人が多いですね。
ただ今後の英語力アップを考えると、「五感を使いながら英語に慣れる」ことをおすすめします。
まずは手を使って英語文を書いてみる。
そしてそれを目で見ながら声を出して読んでみるとなおいいでしょう。
これだけで「手」と「目」と「耳」を使って英語に触れているので、3倍速で英語の練習をすることができます。
英文を手書きするのは面倒ですが、とりあえずやってみましょうか!
せっかく親子で英語を勉強しているので、実際にロールプレイングで会話をやりとりしてみるのも面白いです。
例えば先ほどの例で言うと、私がママ役、娘が息子役になりきって、実際に会話文を読んでみる。
すると問題の情景も思い浮かべやすくなり問題を解きやすくなりますし、英会話力も向上します。
また、実際に発音することによって単語のイントネーションや発音を確認することができるので、将来的には大学入試の問題対策にもつながりますね。
これはめっちゃ実用的なトレーニングです。
会話文問題に限りませんが、問題の中で出てきた不明な単語やわからない表現はノートに書き留めておきましょう。できれば単語専用のノートを作るといいですね。
とにかく、ボキャブラリーの数をどんどん増やしていくのです。
単語や熟語に関しては記憶力勝負なところがありますので、脳の長期メモリに残るように対策しましょう!
会話文問題は比較的点数が取りやすいジャンルです。
上で説明したように、「誰と誰が何の会話をしているか」というイメージさえできれば比較的かんたんに得点できます。
要するに、このユニットで必要な力は「イメージ力」「最低限の英語力」ですね。
ひねくれたひっかけ問題も少ないので、4点をとれば及第点だと思います。
逆に言うと、4点未満しか取れない場合は要注意!
「イメージができていない」か「最低限の英語力が身についていない」のどちらかなので、それを見極めて復習する必要があります。
我が子は小学校5年生なので、できなくて当然。
あと5回ほど「会話文問題」の過去問を解いて、トレーニングをしようと思います!