「お金」「法律」「英語」「人生」を考えるサイト

FP1級が考える「めんどくさがり屋のためのキャッシュレス決済戦略」

先日、キャッシュレス決済についての話になって持論を展開したところ、意外と好評だったので記事化します。

キャッシュレスの決済戦略を考える
いろいろと考えるひとり会議

わたしは決済手段を工夫していますが、シンプルにクレカのポイントやdポイントなど使いやすいポイントを貯めるだけです。

ズボラなのでほったらかし。NISAもほったらかし。
そのために多大な時間やエネルギーを使うようなポイ活はしていません。


ポイ活に詳しい人はスルーしてください!


そんなめんどくさがり屋的キャッシュレス戦略のポイントをご紹介します。



(コツ1)還元率が高いカードに集中させる

もうシンプルに「還元率を重視する」ことが鉄則になります。
ただ、昨今はクレジットカードの業績もかなり厳しくなっており、還元率の料率も渋くなってきました。
それでも、すこしでも還元率のよい決済手段を選び、それに集中させます。

必然的に現金は使わないことになりますね。
ただ、例外として現金を使うケースは以下の3つです。

①決済手段が現金しかなく、どうしようもないとき
②他人におごるとき
③現金を払うことにより支出をコントロールしたいとき

これ以外は基本的にキャッシュレスです。

じつは現金にも合理性があります……
その理由については別の記事に書きます。


(コツ2)キャッシュレスの優先順位を決める!

まず、決済手段の優先順位をあらかじめ決めます。
これは、ポイント還元率とアベイラビリティ(利用しやすさ)、店舗の数などを基準にします。

ちなみに、私の場合は以下のような優先順位になります。

①エポスカード
②イオンカード
③PayPay
④楽天カード

ちなみに、食料品を買い物するときは、店によって使うクレジットカードやアプリを変えています。


コモディやワイズマートなどのスーパーでは楽天Edyを使っています。



(コツ3)クレカはタッチ決済を最優先!

私が重視していることの1つに、決済の時短があります。
そのため、普段の買い物ではできるだけ「タッチ決済」で済ませるようにしています。
決済に手間がかかっていること自体が無駄に感じてしまうのです。

現金はもちろん手間。
PayPayも、バーコードを読み込み金額を入力しないといけないので手間。

そう考えると、クレジットカードのタッチ決済が一番ラク。
クレジットカードを機械にかざすだけでOKなので、タッチ決済一択です!

「クレジットカードを機器に挿入+暗証番号入力」の形式も手間かつリスキーだし……。



(コツ4)PayPayは キャンペーンのときだけ使う

優先順位はあまり高くないですが、PayPayも使います。
一時期、LINE PayやファミペイなどPay系をいろいろ使っていました。
しかし、キャンペーンのめんどくささやサービスの劣化に伴い、スマホ決済についてはPayPay一択となりました。

ただ、先述のとおり、クレカのタッチ決済が最優先!
PayPayは普段使いとしてはめんどくさいので、キャンペーン時だけ集中的に使います。

【参考記事】PayPayキャンペーンのおトクを最大化するための「買い物バスケット戦略」


(おまけ)私がエポスカードに集約している理由。

参考までに、 私がエポスカードを最優先している理由を挙げてみます。

①還元率はふつうだけどポイントアップショップを使うと1%になる。
家賃の支払いが自動的に引き落とされるため。
③ゴールドカードによる特典(空港のラウンジを使うため)
④ 年間100万円利用を達成すると10,000ポイントが付与。

①還元率はふつうだけどポイントアップショップを使うと1%になる。

エポスカードの料率は0.5%、普通!
ただ、「選べるポイントアップショップ」というものを3つまで選択でき、「ボーナスポイント」を獲得できるのです。(2024年4月時点では通常ポイントの2倍)
これによって、1%の還元率になります。

ちなみに私が設定しているのは次の3つ。

  • ・京葉ガス
  • ・東京電力
  • ・東京メトロ



インフラ系なので、自動で勝手にたまるやつ!


②家賃の支払いが自動的に引き落とされる。

私がそもそもエポスカードを利用しているきっかけは、家賃の引き落としがされるからです。(D-Room)
これは自ら望んだことではなかったのですが、意外とメリット大きい!
生活に必要な固定費がポイント対象となるので、たまりやすいのです。

しかし、D-Roomのポイント付与率も0.5%から0.33%に下がってしまいました。


ただただかなしい。



③ゴールドカードによる特典

「空港のカードラウンジを使う」。
これがゴールドカードを持つ最大のメリットです。

羽田と伊丹では必ず利用しています。

【参考記事】【大阪国際空港は日本最高レベルの空港だ!】最高の時間を過ごすための「大阪空港ラウンジ活用法」を考える。


④ 年間100万円利用を達成すると10,000ポイントが付与。

これが意外と大きい。

100万円までの利用額に対する還元率は1.5%となり、還元率がよくなるのです。

私の場合、毎年7月31日までの1年間で100万円を使い切ります。
そして使い切った後は、次に優先すべきカード(今はイオンカード)を使うことになります。


今後の注目はやはり「Vポイント」

いま、2番手の決済手段がイオンカード。これでWAONを貯めていました。
ただ、還元率があまり良くないので、現在研究中でございます。
今注目しているのは本命の「SMBCのVポイント」

最大7%という触れ込みですが、そこまでいかなくても3%の還元率を目指す!



★FP相談のお知らせ★

1級FPとしてワンポイント相談を承っています。
お金に関する心配事やお聞きになりたいことがありましたら個別相談にのります!(人数限定)

1級FPがわかりやすくワンポイント相談にのります 失業手当・NISA・財形などお金の質問を個別相談

この記事を書いたのは私です

ケンタ
ケンタ
1級ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士。
【経歴】1977年兵庫県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、多種の業界で管理部門をほぼ経験しました!(IT、経理、経営企画、財務、人事、マーケティング)
【得意分野】人生設計やプラン作成、分かりやすく説明したいです。
【趣味】カフェめぐり(日本全国のスタバ旅など)グルメ、ストイックな勉強。