行政書士の本試験まであと約2週間!
そこで、直前勉強法を反省する会を開きます。
試験前に反省会は早くない?
行政書士試験に向けてLECの模試を3回を受けました。
模試を受けた目的は次の3つ。
①解答する順番と時間を決定する!
②「捨て問」を瞬時に把握する!
③本番のためにあらかじめ失敗体験をしておく!
1つずつ解説します。
行政書士試験は今回が初受験なので、法律の体系的な勉強方法がまったくわかりませんでした。
しかも模試を受けて気づいたのが……
60問をどのような順番でどのような時間配分で解くべきか分からん!
そこで、試行錯誤しながら解く順序を決定しようと思ったのです。
1度だけではその効果をジャッジできないため、念のため3回の模試を受験しました。
その結果、以下のように順番を決めることができました。
ただ、目標時間についてはまだ検討の余地があるため、これからの課題です。
これを見ると、民法にもう少し時間を充てたほうがいいかもしれませんね。
「捨て問」 とは、難問のため捨てるべき問題です。
捨て問に時間を当てると試験時間が無駄に消費されてしまいます。
時間内にすべての問題を解答できるべく、時間をかけてもしょうがない問題は瞬間的に捨てる。
その判断トレーニングとして模試を利用しました。
模試では「捨て問」とわかった瞬間に解答を保留し、あとで解くためのマーキングをするという手段を講じるように心がけました。
3度の模試で「捨て問」が 見極められるようになったことも大きな成果です。
模試はあくまでも本試験のための練習ですが、わたしは「実験」としても利用しました。
たとえば、最初の模試でわざと消しゴムを忘れたり、トイレに10分ほど時間を費やしたりして自分に不利益なことを施しました。
試験本番でどのような事態になるか分からないので、最悪の事態をシミュレーションしたのです。
しかし、1回目の模試の得点はひどかった……
再起不能の極地までいきかけました。
また、受験生は座席指定ができないため、あえて密集している席を選んで自分を追い込んだ状態で試験を受けました。
模試は実力をはかるだけのものはありません。
不利な状況でも実力を発揮できるためのトレーニングにもなるのです。
次に反省点を挙げます。
最大の反省点は「判例集を取り込むのがめちゃくちゃ遅かった」ということです。
「判例」とは過去の裁判例のことです。
裁判でどのように法律を適用して事件を解決したかという過程が判例集から読み取れます。
本試験では判例の問題が相当なボリュームで出題されるので、もっと早く対策が必要でしたね。
特に、憲法と行政法は判例が命。
「元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術」(吉田利宏著)によると以下の説明があります。
憲法において、判例の重要性は他の法律と比べて、より高いものと言うことができます。
繰り返しますが、憲法は条文数が少なく、条文が短いものです。ですから、その憲法が考えていることを明らかにしてくれる 判例はとても貴重なのです。
また、憲法については判例の数が少ないと言うことも一つ一つの判例の重要度を高めています。
わたしは直前期まで条文ばかり読んでいたのですが、実際の裁判事例がどのような結論でどのようなプロセスで得られたのかを軽視していました。
もっと早く、できれば夏前ぐらいには判例を読み込むべきだったと猛反省しています。
最後にあと2週間でやるべきことをまとめます。
本番をむかえるにあたり最大の懸念は健康面です。
風邪や怪我のないように心がけることはもちろん。
わたしは日頃から睡眠時間が短いため、日中に眠くなる傾向を対策しなければいかん。
そこで、13時から16時までの180分に集中力を高められるよう日々の鍛錬をします。
昼ごはんも考えないといけません。
糖分が多い食事は血糖値が上がってしまうため、試験中に眠くなるおそれがあります。
(3回目の模試直前に普段食べないドーナツを食べてしまい、猛烈な睡魔に襲われました)
この2週間で少しずつ昼の食事を抑える習慣をつけようと思います。
率直にいうと、今、超不安。
現実逃避するために、試験終わった後のことばかり考えています。
試験終わったらやりたいこと山のごとし!
思えば宅建士の試験前日もそんな感じだったな……
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ともあれ泣いても笑ってもあと2週間!
悔いの残らないようにやり尽くします。