今回は「なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?」という本をご紹介します!
本屋をフラフラしているとあるタイトルにひかれて手にとってみました。
「なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?」という本です。
私欲を削り、自分自身を透明な状態に保つことによって、使命に沿った生き方ができるようになり、それが社会にとっての一番の価値創造や貢献につながり、結果的にお金となって返ってくる。
私欲を削るとともに、使命を生きるコツは、できるだけ「持たない生活」をすることだ。
なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?より
HBS出身者が持つ信用を抜きにして普通の人が彼らの手法を真似たとしても成功はおぼつかない。
なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?より
僕らが学ぶべきは、彼らが起業してからの事業手法ではない。
むしろ起業”以前”に彼らが貯めてきた学歴を含めた信用のつくり方のほうなのである。
信用を築くために、学校や会社を含め一流の組織に帰属することはやはり有効な戦略である。
多くの人は起業した人の事後的な経緯に注目しがちですが、実は起業前に勝負はある程度ついているんですよね。
上記にあるように、起業以前に貯めてきた「信用」がものすごく重要なのです。
信用がまったくない状態で起業しようとしても至難のわざでしょう。
資本ももちろん重要ですが、お金以上に信用を築くほうが効率的な起業ルートなのかもしれません。
SNS全盛の現在では「信用」のあり方も少し変わってきています。
筆者は、個人の信用を計量化する指標として以下のようなものを挙げています。
(一部抜粋)
・書いているブログの読者の質と量
なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?より
・本を出していることとそのAmazonのレビュー
・Twitterのフォロワー数とFacebookの「いいね!」数
・Twitter・フォロワー数の多い人からのフォロー
・レーティングの高い人との関係の濃さ
・Facebook共通の友人数
・学歴・職歴
・年収・税金
・容姿・外見
・使用可能な言語数
・住所
・IQの高さ
・年齢
「Twitter」のフォロワーや「Facebook」のいいね数などのSNS指標はもちろんのこと、住所や年齢などの個人特性や書いている「ブログの読者の質と量」というアウトプットも信用につながります。
中国では個人信用のレーティングが発達していますので、個人融資を受ける際も個人の信用評価が重視されていますしね。
このように個人の信用というのはこれからの時代は一種の貨幣になると考えられます。
「信用」は極上の無形資産になりうるのでこれからどんどん社会的評価を上げていきましょう。
ところで、本のタイトルにもなっている「ゴッホが貧乏」で「ピカソが金持ち」の理由を知りたいですか?
その理由は本書に託しますが、ピカソの「信用」の作り方にカギがあります。
お金というものは信用と価値の結果にすぎませんので、とにかくまずは信用を築くことから始めましょう。
お金は後からついてくるのです。