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「座りすぎは第2の喫煙」という新説を「スクラップ・アンド・ビルド」という小説で痛感した件

今回は「スクラップ・アンド・ビルド」という小説をご紹介します!

この小説で「座りすぎ」のことを考えていた


最近、「座りすぎ」がもたらす悪影響が話題になっています。
こんな調査結果があるようですね。

オーストラリアで行われた22万人規模の調査では、一日11時間以上座っていると、4時間未満の場合と比べ、死亡リスクが40%高まるとの結果が明らかになった。イギリスやアメリカでも、座りすぎが心血管疾患や糖尿病、一部のガンなどを引き起こすと報告されている。

引用:座り過ぎは第2の喫煙になるのか?! | BULAg

日本でもホワイトカラーの多くの方たちが座りすぎではないでしょうか?
私も座りすぎだと認識しています。

そして残念ながら、座りすぎは「第2の喫煙」と言われるくらいの悪習慣なのですね。

「足し算の介護」は老人を殺す

そんな折に、ぼくは羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」を読みました。
羽田圭介さんといえば、ぼくの中に鮮明に残っているのは「メタモルフォシス」というSM小説。

あの小説はすごかった……。

さて、この小説の主人公は健斗という28歳の若者。
彼はカーディーラーを退職し、行政書士試験を独学で勉強している「フリーター」です。
試験勉強の最中に月に1、2度は企業の中途採用の選考を受けています。

健斗は祖父と同居しているのですが、健斗はあることを願うようになりました。
祖父に苦痛を伴わない「尊厳死」を実現させようとするのです。

そんなある日介護士である友人から一つの助言を受けます。

「しかし健斗の言うことを本当に実現させるとなると、被介護者の動きを奪うのが一番現実的で効果的だろうな。時間はかかるけど」

「投薬増やすとかじゃなくて?」

人間、骨折して身体を動かさなくなると、身体も頭もあっという間にダメになる。筋肉も内臓も脳もすべて連動してるんだよ。骨折させないまでも過剰な足し算の介護で動きを奪って、ぜんぶいっぺんに弱らせることだ。使わない機能は衰えるから。要介護を五にする介護だよ。バリアフリーからバリア有りにする最近の流行とは逆行するけど。」

「過剰な足し算の介護」という表現がおそろしく感じました。

そうなのです。
何事も与えすぎることはむしろ物事を悪化させるものです。

親切心でやっている行為がじつは本人のためになっていないことは多々ありますよね。
気をつけないと。

楽をすると早死する。

老人にいろいろと手助けをすることはいっけん親切に見えます。
しかし、見方を変えれば「身体を動かす機会」を奪っていることにもなります。

この小説でも健斗はどんどん祖父の手伝いをする(=足し算の介護)ようになります。

でも、上記の引用文にあるように使わない機能は衰えます
自分でできることを他人に任せていてはいろいろな身体の機能が衰退していくのです。

一方で、座りすぎが身体に与える悪影響もこの「足し算の介護」に通底するところがあります。

座ることは体を休めていることになりそうですが、座り続けると筋肉が落ちますし、血流も悪くなります。

自分を甘やかすといけないわ


楽をすると早死にするものです。

「スクラップ・アンド・ビルド」を読んで、インスタントに結果を求めるのはやめようと思った次第でございます。

この記事を書いたのは私です

ケンタ
ケンタ
1級ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士。
【経歴】1977年兵庫県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、多種の業界で管理部門をほぼ経験しました!(IT、経理、経営企画、財務、人事、マーケティング)
【得意分野】人生設計やプラン作成、分かりやすく説明したいです。
【趣味】カフェめぐり(日本全国のスタバ旅など)グルメ、ストイックな勉強。

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