去年(2021年)の年末から自分の子どもに英語を教えていたのですが、年末年始はバタバタしていて記事更新を怠ってしまいました。
参考記事:誰でも英検4級【第1話】自分で教えて教育費を減らそう!
2022年1月22日、英検4級にわが子が挑戦。
その結果、ストレート合格しました!
勉強時間はざっくり見積もって約14時間。
よく頑張りました!
私は英語が好きなため、英検対策を子どもと一緒になって考えていました。
その模様は途中までこのブログで報告していたのですが、会話文対策以降はまったく更新していなかったのでもう一度まとめてみます。
対策までに十分な時間がなかったのですが、それ以外は自学で乗り切ってくれました。
リスニング問題と長文読解(4C)については完璧を求めず、解ければラッキーという感じですすめましたね。
残りの勉強時間をかんがえると取捨選択せざるを得なかったのです。
ところが、勉強の最中にちょっと困ったことが起こりました。
試験2ヶ月前の2021年11月27日のことでした。
問題(3)の並び替えの問題を解かせてみると、なんとV(動詞)の位置が定まっていないのです。
日本語とおなじように動詞を文末に置いていることも。
ひょっとして日本語と英語のちがいをまだ理解できていないかも……
この予感は的中。
「主語の後ろに目的語ではなく動詞をおく」という英語の基本がわかっていなかったのです。
ほかにも以下のような「英語の基本」をチェックする必要があります。
大人でも答えるのが難しいかもしれませんね。
このような質問にパッと答えられない状態で英検4級の問題にとりくむのは危険だと思い、即席でレジメをつくって基本を教えなおしました。
そして「肯定文」から説明しはじめました。
できれば英検5級の問題に取り組むまえにチェックすべきでしたね。
とはいえ、もう英検4級の試験日はせまっています。
ここで私がアドバイスすべきだったことを反省をふまえて紹介します。
先述しましたが、勉強できなかったパートは解けなくて大丈夫。
リスニングも気楽に受けようということですね。
基本がわからずに先にすすむことのほうが時間ロスにつながります。
「落ちてもともと」という気で受けよう、と。
一緒に勉強していて気づいたのですが、わが子は細かい文法が理解できていなくても文意をつかむのが得意でした。
英文を読んでいてなんとなく「何をいっているのか」が理解できるんですよね。
親バカかもしれませんが、素晴らしい能力です。
なので、自信を持って問題に取り組んでね、と。
試験に関係なく、これからはボキャブラリーを増やすことは大事です。
とりあえず「わからない単語や熟語に出くわしたときはノートに書きためておこう」とアドバイスしました。
これをどう活かすかはこれからいくらでも考えられるので、まずは頻出する単語をくりかえしノートに書いて慣れておいたほうがいいですね。
がんばって一度に覚えようとしても長期記憶として残らずに忘れるものです。
海馬に短期記憶として保存しておきながら、繰り返すことによって長期記憶に移行させるのです。
忘れることをおそれずどんどん覚えていきましょう。
じつは「問題(1)」の選択式穴埋め問題が一番難しいかもしれません。
というのは、総合力が問われる問題だからです。
たいていの英検講師はこういうでしょう。
問題(1)は基本問題なので高得点をとろう!
実はそうではないというのが私の持論です。
というのも文法はあるレベルまでは習得しないといけないし、単語の意味や文脈の認識など意外にもオールジャンルが聞かれるからです。つまり、総合力を問われる問題なんですよ。
たしかに選択肢が用意されているし1問1問が短いので対策はしやすいかもしれませんが、問われる内容はある水準を達しないと意外に解けません。
個人的には肩慣らしとして問題(2)の会話文から解くのがいいと思いますが、受験生にその選択はゆだねたほうがいいですね。
ちなみにわが子は問題(1)から順番に解いたようです。
ま、それでもOK!
さて、我が子に対して英語を教えるというとき、ある困難を感じたことがありました。
それはなにかというと「家にも先生がいる」という状況です。
家という日常生活の中にも教える側と教わる側と言う関係性が入り込んでしまうことなのです。
落ち着くべき家の中にまでずっと「先生」がいるという状況なので、子供にとっても緊張が続くような感じがしたのですね。
親が先生になるのもむずかしいね……
どのタイミングで先生役から父親役にきりかえるか、オンとオフを分けることが大事だと思った次第です。
今後の課題です。
これからわが子は英検3級にすすみます。
しかし、その前に英検5級以前の最低限のグラマー(文法)をおさえるべきだと思っています。
そのため、これから次の3項目を3時間かけてじっくり教える予定です。
もちろん掘り下げるべきところはたくさんありますが、まずは基本が超大事!
「急がば回れ」です。