先日、BybitにあるイーサリアムとUSDTをメタマスクに移行したというお話をしました。
(関連記事)【画像で解説】Bybitにある「USDT」や「イーサリアム」をメタマスクに移動して資産を整理する方法
ここでひとつ実験してみました!
暗号資産のウォレット「メタマスク」にステーキング機能がリリースされたので、それに挑戦です。
「ステーキング」とは、簡単にいうと定期預金みたいなものです。
つまり、暗号資産を銀行のようなところに預けて、金利をもらうという仕組みです。
ただ、それがお金ではなく、トークンなどの「権利」や「暗号資産」で支払われるというところに特徴があります。
また、法整備がともなっていないこともあり、預金保護の対象にならないということも注意しておかなければなりません。
おさらいですが「メタマスク」とはウォレット(デジタル通貨のお財布)としての機能を持っています。
現在のところ、メタマスクで提供しているステーキングはつぎの2種類。
①バリデーターステーキング
②リキッドステーキング
ただ、①の「バリデーターステーキング」は資金力が必要。
32ETH(2024年4月時点で1,500万円程度)を預け入れることになりますね。
ふつうに手が出ません。
そこで今回は、②の「リキッドステーキング」に挑戦しました。
イーサリアムの流動性を提供し、その見返りとして「stETH」というトークンをもらえます。
「stETH」はイーサリアム(ETH)とスワッピング(交換)ができて、基本的にはETHと同等の価値を有します。
ただ、タイミングによっては価値が乖離することもあり、これもリスク要因となりえそう。
わたしはあまり気にしないですが。
ちなみに、「stETH」とは「staking Ethereum(ステーキングイーサリアム)」の短縮語。
ここで、メタモスクでのステーキングをする手順をご紹介します。
まず、メタマスクにアクセスします。
Portfolio>Stakeをクリックすると以下の画面になります。
「Lido Staked ETH」を見ると、5月5日時点の利回りは3.05%であることがわかりますね。
意外と利回りええやん。
カーソルを「Lido Staked ETH」に合わせると、下の図のように「Stake」と「More info」という選択肢が出てきます。
ここで「Stake」をクリックします。
次に、イーサリアムをどれくらいステーキングするかを決めます。
わたしはまず、0.5ETHをステーキングすることにしました。
年間の予定利息は「47.22ドル」とでていますので、1週間に1ドルのペースですね。
そんなにうまくいかないでしょう。
実は、ステーキングにはガス代が必要となります。
ガス代とは「送金手数料」のようなものです。
しかも、このガス代はタイミングによってどんどん変動していきます。
私の場合、0.002ETH(約1,200円)ほどとられました。
ガス代やそれ以外のリスクも考慮しながら、自分が許容できる範囲内でトライしましょう。
ここで「Confirm(確認)」をおすと「0.5ETH」が「0.5stETH」にスワッピングされ、ステーキングが実行されます。
次のような画面が出てきたらステーキングは完了です。
ちなみに、ダッシュボード画面も確認してみましょう。
「stETH」がきちんとポートフォリオに入っていることがわかりますね。
さて、イーサリアムをステーキングした1週間後にダッシュボードを確認してみました。
あら、利回りは「3.05%」から「2.89%」まで下落していますね。
このように、利率がかなり変動するのがステーキングの特徴かもしれません。
また、1週間ほどで0.93ドルの利息が入っているので、ガス代の6ドルは2ヵ月位で回収できると見込んでいます。
ま、これも実験に過ぎないので、 いろいろと試してみましょう!
【参考記事】暗号資産で利子をもらえる「積立ステーキング」とは?実際にやってみて気づいた最大のメリット。