当然ながら、持続化補助金は「補助事業を何にするか」という事業テーマでほぼ勝負が決まります。
そう痛感したのが、この数週間でした。
候補を出しては消し、また出す。
このように「テーマ選び」だけで、思っていた以上に時間を溶かしたのでした。
【持続化補助金シリーズ】では行政書士のわたしが、自分の事務所で持続化補助金を実際に申請する過程を実況していきます!過去記事などやこちらから。
正直に言うと最初に考えていたテーマは「補助金申請や事業計画づくりを支援する」という、いかにも行政書士らしいテーマでした。
前回、採択者リストを分析した記事でも触れた通り、行政書士による採択9件のうち、実際に「補助金・事業計画支援」をテーマにしていたのはたった1件だけ。件数だけ見れば、むしろ狙い目にも思えますが。
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ただ、これは行政書士の「普段業務」の延長でしかありません。
審査員の目線に立てば、「またこのパターンか」で終わってしまうかも。
ともかく差別化されていないし、「わたし以外の誰でもできる内容だ」と自分でも思いました。
そこで方向転換です。
せっかくなら自分の関心に近いテーマで勝負したい。そう思い立って、Claudeを相手に何度もチャットを重ねました。
「わたしの行政書士としての強みは何か」「今の自分が本当に興味を持てるテーマは何か」を一つずつ言語化しては投げ、返ってきた案に対して「それのどこが弱いか」を自分でツッコむ。
この往復を30回以上は繰り返したと思います。
実際に出てきた候補を並べると、こんな感じです。
もちろん、Claudeは「これが正解です」とは言ってくれません。
むしろ「その案の弱点はここです」と淡々と返してくるだけです。
「忖度がない」という意味では、厳しくも優秀な壁打ち相手でしたね。
何度目かのやり取りの中で、ふと気づいたことがあります。
相続もエンディングノートも実家じまいも、結局はぜんぶ「実家、この先どうしよう」という一つのモヤモヤから枝分かれしているだけなんですね。片づけだけでも、相続だけでも、終活だけでもない。その手前にある「どうしよう」という感情そのものが起点になっているのです。
その瞬間、バラバラの候補たちが、一本の線でつながった感覚がありました。
行き着いた名前が「実家どうしようシステム」です。
ネーミングセンスがない……。
そう、もちろんネーミングはまだ磨きまくる余地があります。
でも、軸を定めたことで、ようやくテーマの骨格が見えてきました。
ここまでは、いわば頭で考えた理由です。
正直に言うと、いちばんの決め手はロジックではなく自身の経験でした。
2024年4月、母を亡くし、それから父は一人暮らしになりました。
「実家」という場所がこれから先どうなっていくのか?片づけるのか、住み続けるのか、いずれ手放すのか?
考えたくなくても考えざるを得ない立場に、否応なく置かれることになったんです。
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「実家どうしよう」はわたし自身の言葉です。
すでに自分の中にある悩み、そのものなのです。
だからこそ、いくつもの候補の中からこの名前が浮かんだ瞬間、迷いがすっと消えました。
そんな自然な流れでした。
ここまでで、ようやくスタートラインです。
足元で今やっていることは大きく三つあります。
正直なところ、テーマ探しに使った時間は遠回りしたかもしれません。
ただ、遠回りした分だけ輪郭がはっきりし、決意も強くなった気がします。
