クリプト初心者がNFTを買うまでのストーリーを展開中!
今回は2話目です!
前回、「NFTとはなにか?どうやって買うか?具体的に何を買うのか?」をざっくり取り上げました。
参考記事:はじめてNFTを買うまでの物語(第1話)「まずはテスト環境でNFTを買ってみよう!」
ここで紹介したようにNFTを獲得するまでの手順は以下の3つです。
この記事では手順①「テストネットでイーサリアムを獲得する」に挑戦します!
Testnet(テストネット)とは、暗号資産の開発のために使用するテスト環境やネットワークをさします。
いきなり本番環境でビットコインを使用してしまうとバグが起こったときに対応できなくなります。だから擬似的な暗号資産を利用してテスト環境で開発しているのですね。
そして今回は「Rinkeby (リンケビュー)」というテストネットを使います。
現時点でテストネットは3つあり、Rinkebyはそのうちの1つです。
そのほかに「Ropsten」や「Kovan」があるようですが、ここでは深入りしません!
現在使用されているテストネットは3つあり、それぞれが本番ブロックチェーン(実際のEtherとトークンが存在する場所)と同様に動作します。開発者は個人的な好みやお気に入りのテストネットを持っている可能性があり、プロジェクトは通常、そのうちの1つでのみ開発されます。
イーサリアムテストネットワークを使用する | ブロックチェーン
●Rinkeby
Gethチームによって開始された権限証明ブロックチェーン。エーテルは採掘できません。リクエストする必要があります。
もう一つ予備知識です。
Rinkebyでイーサリアムを使用したいのですが、本物のイーサリアムを使うのは怖いですよね。
そこで「擬似的なイーサリアム」も調達してみましょう!
なんと「チェーンリンク」というプラットフォームを使うと無料でイーサリアムを獲得できます!
チェーンリンクとはなにかを調べたところ「ブロックチェーン技術を使って現実世界にスマートコントラクトを導入できるネットワーク」らしいです。
What is Chainlink?
Chainlink公式サイト
The industry standard oracle network
Chainlink greatly expands the capabilities of smart contracts by enabling access to real-world data and off-chain computation while maintaining the security and reliability guarantees inherent to blockchain technology.
まだうまく説明できないのでもっと勉強します!
あと、テスト環境とはいえネットワークを利用する際にガス代(手数料)が発生します。
ただ、テスト環境なので実際には無料ですので安心してください。
「見せかけ」だけガス代がとられている形になりますね。
それでは以下では具体的な手順をお伝えします。
まず、自分のウォレットのアドレス(住所)を確認しましょう。
まてまて、「ウォレット」ってなに?
ウォレットというのは日本語でいうと「財布」。
暗号資産を入れている電子財布みたいなものです。
この「ウォレット」は暗号資産を扱うために必要不可欠な知識となります!
ウォレットの概念が意外とむずかしかったりするのよ……
厳密にいうと、「ウォレット」にはじっさいに暗号資産がはいっているわけではなく、「秘密鍵」が入っているらしく。このあたりが物理的に説明しにくいところですね。
さて、暗号資産用ウォレットとしては「Metamask(メタマスク)」が一番ポピュラーなので、今回はこれを利用します。
まず、メタマスクにあるイーサリアムのアドレスをコピペします。
クリックするだけでコピーができるので便利ですね。
ここでの注意点として、「ネットワーク」に「Rinkebyテストネットワーク」を選ぶことです。
初期設定ではこの「Rinkebyテストネットワーク」がみえなくなっているケースが多いので、見えるように設定しなおしましょう!(以下はマナブさんのメルマガからのスクリーンショットです。「hide」となっていると一部のネットワークが隠れてしまいます。)
メタマスクの画面の「ネットワークの追加」から「Rinkebyテストネットワーク」を追加してみましょう!すると、以下のようにすべてのネットワークが参照できるようになりました。
この状態にしておいてから「Rinkebyテストネットワーク」を選択するのです。
つぎに、テストネットを使ってイーサリアムを送ってみましょう!
まず、チェーンリンクのサイトにアクセスして、必要事項を入力していきます。
「Network」の欄には「Ethereum Rinkeby」「Testnet account address」に先ほどコピーしたイーサリアムのウォレットアドレスを貼り付けます。
そして、「Send request」を押すと、以下のようなポップアップ画面が出てきます。
これを見ると、0.1テストイーサが送られていることがわかりますね。
これだけでいいの?
案外あっさりとイーサリアムをもらうことができましたね!そこで、本当にウォレットにイーサリアムが入っているかどうかを確認してみましょう。
それではメタマスクに「0.1イーサ」が送られているか確認してみましょう。
メタマスクにログインして、テストネットワークに接続してみます。
すると以下のように0.1イーサが残高にあることが確認できました!
すごくトクした気分!
自分の財布を痛めずに暗号資産をもらう経験をするのは不思議な気分がしますね。
これでイーサリアムを獲得できたので、ようやくテスト環境のもとでNFTを買ってみましょう!
次回記事:はじめてNFTを買うまでの物語(第3話)「OpenseaでNFTをオファーするまでを実況中継してみる!」