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「新NISAが始まるまえにやるべきこと」はほとんどない。

いよいよ2024年から「新NISA」という制度が始まります。
FPのご相談で最近の急上昇トピックは「新NISAどうしたらいいか問題」です。


「現行の一般NISA、つみたてNISAを始めたい」という方が多くいます。
話を伺うと、焦りや機会損失により、心理的なプレッシャーがかかっている状態の方が多い!

マスコミや周囲の方からの情報によって「煽られ感」も見えます。

わたしの結論から言うと「あと1ヵ月のんびり過ごしてもいい」です。


ただし、NISA口座を持っていないかたは 今のうちに口座だけ開設しておくといいかもしれません。駆け込み需要のため開設まで時間がかかりそうですし。


【関連記事】SBI証券の「つみたてNISA」で損しないためのポイント連携方法



2023年もあと1ヶ月。年内に積立購入できるの?

最近、NISAについてこのようなご相談を受けました。

今からNISA口座で余剰資金すべてを投資したい!


お話をうかがうと、株式投資のご経験もないとのこと。
購入予定の投信の銘柄も決まってないとのことでしたので、このように回答しました。


これから堅実に資産を増やしたいなら、来年まで待って「つみたて投資枠」のNISAではじめたほうがいいとおもいます!


たしかに、今からでも「一般NISA」をつかうと年間に120万円(5年間は非課税)投資できます。
「つみたてNISA」では、12月の1ヶ月から3.3万円だけですが、20年間(2043年12月まで)非課税です。


ただ、 ほとんどの方は「非課税」のことしか考えていません。
投資のリターンが出た場合しか想定していないため、含み損が出たときにどうするかはあまり考えていないように思われます。

当然、いま投資商品を購入しても、来月になったら急落するケースもゼロではありません。
このあたりは冷静に判断したほうがいいですよね。


【関連記事】新NISAにはデメリットもあるので、焦って投資する必要はないです。


いずれにせよ、2024年からは「つみたて枠」も「一般(成長投資枠)」も併用できますので、焦らずじっくり戦略を考えてもいいのではと思っています。


ちなみに、2023年までにNISA口座を開いている方は、基本的に「新NISA口座」に自動移行されますので手続き的なことはほぼ不要。


わたしはSBI証券でつみたてNISAをしていますが、そのまま新NISAの「つみたて枠」に移行されるとのことです。



新NISAまでにわたしがやっていること

「来年に向けて何かやっておくことがあるかなぁ」と思った末、私がやっているのが「株式銘柄のウォッチ」です。

思えば、ここ数年は「つみたてNISA」をほったらかしでした。


【関連記事】つみたてNISAを2年間放置していたら28万円増えていた話。


MSCIの先進国株式投信を放置するだけでもパフォーマンスは素晴らしかったのですが、来年はそんなイージーゲームではないはず。利下げも織り込まれ、景気もドルも弱くなる可能性もあります。

そこで来年からは、投資感覚を磨きたいと思っています。
個別株式の投資からは長期間離脱していましたが、トレード開始です。

ズボラ人間は「バリュー株を購入&放置」戦略

そこで、先月11月に久々に日本の株式を指値で購入しました。
実に5年ぶりの取引!

先月購入した株式は、こんなプロフィールです。

・PBR:0.27倍
・PER:8.62倍
・配当利回り:3.2%
・時価総額:150億円
・ネットキャッシュ比率:0.4

ガチガチのバリュー株ですね。

1ヵ月ほど株価と業績をウォッチしてから購入しました。
適正化されるまでしばらく放置します。


もちろん、バリュー株が必ずお買い得な株式と言うわけではありませんし、再評価されて株価が上がるという保証もありません。

ただ、 私は頻繁に売買したくないズボラな性格のため、長期的に保有できる株式を厳選している感じです。
資産ポートフォリオが現金に偏りすぎているので、資産分散のため今から銘柄を研究中でございますね。



この記事を書いたのは私です

ケンタ
ケンタ
1級ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士。
【経歴】1977年兵庫県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、多種の業界で管理部門をほぼ経験しました!(IT、経理、経営企画、財務、人事、マーケティング)
【得意分野】人生設計やプラン作成、分かりやすく説明したいです。
【趣味】カフェめぐり(日本全国のスタバ旅など)グルメ、ストイックな勉強。