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偉人「チー・ルー」にみる「睡眠時間4時間でいい説」は本当か?

最近、睡眠時間がとても短いことが悩みです。
夜11時ごろに寝て、4時前には起きてしまいます。

年齢的なものもありますが、日中眠くてしかたありません。

ふと「サードドア―精神的資産のふやし方」いう本を思い出しました。
最速で成功するためには「正面入り口」でもなく「VIP入り口」でもない「第三のドア」にこそ鍵があるというストーリーです。

この本では著者のアレックスの行動力に焦点があたりがちです。
しかし、私はある人物にもっとも印象を受けました。

元マイクロソフトのオンラインサービスプレジデントである「チー・ルー」氏です。

チー氏がすごいんです。


「睡眠なんて1日1時間でいいじゃん」で、挫折


たとえば、チー氏は睡眠についてこう考えるのです。  

彼は時間について考えるようになった。特に寝る時間がもったいないと感じた。毎晩8時間寝ていたのだが、人生で1つだけ普遍のものがあることに気づいた。米を作る農家の人であれアメリカ大統領であれ、1日に与えられた時間は等しく24時間ということだ。

サードドア―精神的資産のふやし方


ここまでは誰しも考えることですよね。
寝ている時間がもったいないので、この時間をコントロールできたら可処分時間が上がるではないか!と。

でも、チー氏は我々の想像の斜め上を突っ走っています。  

枕は睡眠時間を工夫した歴史上の偉人の本を読み、自分なりのパターンを考えだした。彼はまず睡眠を1時間カットし、それから1時間、さらに1時間と減らしていった。すると毎晩の睡眠時間が1時間になってしまった。

冷たいシャワーを浴びて強引に眠気を覚ましたがさすがにもたない。
結局夜4時間寝れば何とか活動できることがわかり、今日までそれ以上寝ることはなくなった。
継続が彼の成功の秘訣だ。  

サードドア―精神的資産のふやし方

こういう極端な考え方、大好きです。
毎晩の睡眠時間が1時間……。さすがにそれはもたないでしょう。
睡眠時間4時間でも少ないとは思いますが、彼は独自の方法を用いて自分の最低限必要な睡眠時間を発見したのです。

「チー・タイム」という伝説を残す。


やがて、チー氏は社内で頭角をあらわしてきます。  

チーは毎朝4時に目を覚まし約8キロ走って、6時までにはオフィスに入る。
1日中、パックに入れた果物や野菜をちびちびつまむ。そして1日18時間労働を週6日続けている。

ステファン・ワイツからマイクロソフトではチーが人の2倍の速さで仕事をするという噂があると聞いた。
彼らはチーの労働時間を「チー・タイム」と呼ぶそうだ。

サードドア―精神的資産のふやし方

18時間労働を週6日……。
あきらかに「KAROSI(過労死)」レベルと認定されますね。
チー氏は、睡眠だけでなく徹底した自己管理をもってして人よりも早く成果を出すことにこだわったのでしょう。

私も来年はこのような働き方に近い日々を送る予定です。 (本当にできるだろうか……)  

それでも私はチーのストイックさを見習う。


チー氏の背景をもっと知りたいと思ったらこんな文章がありました。
 

ヤフーはeコマースのプラットフォームを作る極秘計画を持っていて、それに携わる人を探していたのだ。
彼はヤフーに入り、そのプロジェクトを引き受け、秒単位でプログラム作りを進めた。
3カ月間、彼は睡眠時間を1日1〜2時間にまで切り詰めた。

サードドア―精神的資産のふやし方

やはりここでも睡眠時間を削りましたね! ここまでくるとチー氏の健康が心配です……。
さらにチーの飽くなき上昇志向は続きます。  

チーは出世して次の一大プロジェクト、ヤフー検索を指揮することになる。
これも大成功を収めたが、チーがペースを落とす事はなかった。
さらなるプロジェクトを引き受けるだけではなく、週末は図書館にこもってリーダーシップとマネジメントの本を読みあさった。

サードドア―精神的資産のふやし方

  週末も仕事に関する勉強ですよ。
ゾクゾクしますよね。 負けていられません。  

チー・タイムとは単に睡眠を削ることではないと僕は知った。
それは犠牲を払うことだ。
といっても長い目で見た利益を得るために目先の快楽を犠牲にすることだ。

サードドア―精神的資産のふやし方

つまるところ、チー氏が大成功したのはストイックに走っただけでなく、いろいろなことを犠牲にしたからなんですよね。
睡眠時間を削るとおそらく健康上にも支障がでてくるだろうし、ほとんどのプライベート生活を諦めざるをえなくなります。

そこまでの覚悟と努力をしたチー氏に私は敬服せざるを得ません。  

睡眠時間が少なければ1年が14ヶ月になるという。

ひるがえって、私も現在睡眠時間が少ないです。
平均4時間ほど。

でもチー氏の事例を見ると、4時間睡眠なら1日に20時間の可処分時間が存在するとのことですから、有意義に使えるはずなんですよね。チー氏は重要な局面では1時間睡眠を繰り返しているようですし。  

もっとも「サードドア」にもこうあります。

1日8時間の睡眠を4時間に短縮できれば、365日で使える時間は1460時間増えることになる。
生産的な時間が年に2ヶ月増える計算になるのだ。

サードドア―精神的資産のふやし方

睡眠時間を短縮することで、1年間が14ヶ月になる!
これこそ究極の時間術ではありませんか!

やりたいことができる。  

しかし、ルー氏のマネは危険かも。

最後にこれだけは言っておかなければならないのですが、万人がチー氏のような生活を送れないということです。
当たり前ですね。

私も4時間睡眠が続くと頭の回転が鈍くなります。

きちんと昼寝をしてどこかしらで睡眠時間を補填したほうがいいと思っています。
だから、ここぞというときに「チー氏のような偉大な人間がいたよな」と思い返すだけでいいと思います。

あくまで自分の適正な睡眠時間を把握して、自分で日中活動量を調整すべきですね。  

さいごに後日談を。
上記で褒め称えたルー氏ですが、2016年にマイクロソフトを退職したとのことです。

関連:マイクロソフト、組織を一部再編–チー・ルー氏退職を受け  


記事を読むと「健康上の理由」とあるので、睡眠時間を削りすぎるのはやはり功罪あると思います。

でも私はルー氏のようなストイックが大好きです!

【関連記事】イーストウィンドの睡眠レスも参考に!
睡眠で悩んでいるときは、クレイジージャーニーのイーストウィンド「眠らなくても大丈夫論」を唱えよう。


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この記事を書いたのは私です

ケンタ
ケンタ
いまは兼業会社員ですが、2025年中に行政書士事務所を開業予定!
【経歴】1977年兵庫県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、多業界ですべての管理部門を経験しました!(IT、経理、経営企画、財務、人事、マーケティングなど)
【保有資格】1級FP技能士・宅地建物取引士・行政書士試験合格(2024年)・HSK2級・TOEICそこそこ。
【得意分野】人生設計。計画立案。ライティング。図解。
【趣味】カフェめぐり。グルメ。勉強。旅。表現。
コメント (2)
  1. Tak77 より:

    マルクスは人間の真の富は自由時間であるという論じているそうです。ご存知かもしれませんが。会社に雇われているということはほとんど自由時間がなく、奴隷と同じ。睡眠時間削って働いても、会社に雇われている場合は悲惨ですね。独立して自分で自由時間をコントロールできるようであれば、睡眠時間削るのも、それだけ自由時間が増えるので、良いかもしれませんが、健康害さないようにしないとですね。

    1. ケンタ より:

      なるほどです!
      人は自由を求めるものといいますが、概して不自由のほうが楽かもしれませんね。思考停止できますから。