Kindleの原稿は「Pages」というMacのアプリを使って書いています。
Pagesは体系だった参考書がないため、あらゆるメソッドを駆使して執筆を進めました。
また当初は、表紙・原稿・校正・ePUB・Kindle設定などすべてを自分で行いました。
KDPについては少しは語れるようになったと自負しています。
そこで、今回のテーマは「目次」です。
目次のメリットはこんなかんじ。
メリットしかないので、ぜひマスターしましょう!
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まずわたしの失敗からご紹介。
最初、目次を自動生成する機能があることを知らずに、ひたすらタイトルとページをコピペしていました。
もうすぐ2023年になろうとするのに……
こんな原始的なことをしてはいけませんね。
ハイパーリンク付きで見出しにジャンプする機能を積極的に使いましょう。
そして、もう一つの失敗は気まぐれに見出しをつけていたことです。
「見出し」だけ目次に掲載したいのに、「小見出し」や「チャプター」も目次に含まれているではありませんか!
たとえば、目次の項目をクリックすると下のように青色にハイライトされます。
このリンク先を調べてみるとタイトル名の「段落スタイル」が「チャプター」として適用されていました。
ここで別の箇所をクリックしてみましょう。
上の青でハイライトされている箇所の「段落スタイル」は「見出し」でした。
ああ、段落スタイルをまた設定しなおさないといけないのか……
この失敗をふまえて、Kindle出版するときは「目次設定の4ステップ」を念頭におきましょう。
Pagesの目次挿入機能は「段落スタイル」で設定できます。
見出しにしたい部分を選択した状態で、右上のタブを開きましょう。
すると一番上に「段落スタイル」を選ぶプルダウンがでてきますので、そこから「見出し」や「チャプター」などを選択します。
その際、注意すべきことは段落スタイルのルールをきめること!
タイトルや章などをどの段落スタイルにするかあらかじめ決めておくと執筆もスムーズにできます。
私の場合は次のようなルールを決めました。
- 大項目(1章、2章)→ 「見出し」(太字、オレンジ色、フォントサイズ25)
- 中項目(1-1) (1-2)→「小見出し」(太字、黒色、フォントサイズ20)
- 小項目 (太字タイトル)→「チャプター」(太字、黒色、フォントサイズ17)
なお、ここで設定した「見出し」「小見出し」「チャプター」の文字設定はあとから変更できます。
(ステップ3の「「段落スタイル」の文字設定をそろえよう」でご説明します)
つぎは見出しをつけましょう。
「段落スタイル」から「見出し」「小見出し」「チャプタ」を選択していきます。
右の「段落スタイル」の選択肢から選べばOK。
最初、わたしはこう思ってました。
文字の太さや色をひとつひとつ設定するの面倒……
しかし、そんなことをしなくても一発ですべての書式を変更できる機能があるのです!
すごく有効なテクニックなのでぜひ使いましょう!
右上の「アップデート」という機能が超便利!
文字スタイルの変更がすべての段落スタイルに適用されるのです。
たとえば、さきほど 「見出し」を(太字、オレンジ色、フォントサイズ25)」と設定しました。
そこでフォントサイズを30に設定しなおしたいとき、フォントサイズを30にしてから「アップデート」をおすと、すべての「見出し」のフォントサイズが30に変更されるのです。
このように「アップデート」という機能で文字スタイルを一気に自動修正できるのです。
最後に目次を挿入しましょう。
上のツールバーにある「挿入」の中に「目次」という項目があるのかと思いきや……ないのです。
ないやん。なんでや?
どこで目次を作るかというと……
まず左上の「表示」から目次を選択します。
すると、左のサイドバーにずらっと目次項目がならびますので、その一番下の「目次を挿入」というボタンをクリック。
すると、カーソルを置いた場所に次のような目次が登場します!
今回はPagesでの目次のつくりかたをお伝えしました!
もう一度まとめると……
1)目次スタイルのルールを決めよう
2)見出しと小見出しを設定しよう
3)「段落スタイル」の文字設定をそろえよう
4)目次を作ろう
人によって執筆方法はちがいますのですが、ご参考になればうれしいです。
ちなみに私は本文を書きながら「タイトル」や「章題」を決めるタイプです。
その都度「見出し」の設定する感じですね。
効率悪いかも……
「見出し」「小見出し」「チャプタ」のルールくらいは事前に決めておいたほうがいいかもしれません。
そうすると、スムーズに原稿が仕上げられると思います。
それでは、よいKDPライフを!
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