2019年3月16日、ついに東京メトロ東西線のダイヤ改正がありました。
こちらでも2018年7月に東西線の通勤戦略を考察していました。
関連記事:【実録】東京メトロ東西線の通勤電車を楽に過ごすための5つの方法
今回のダイヤ改正の影響をふまえて戦略をアップデートしました!
結論から言うと、なんとしても午前6時台の電車に乗りましょう。
そして出来れば浦安で乗り換えましょう。
関連の最新記事(2024年7月)
東京メトロのポイント「メトポ」が新リニューアル!メトポをPASMOにチャージする方法をご紹介します。
東京メトロのサイトを見ると、今回のダイヤ改正は以下のようになっています。
平日朝ラッシュ前の時間帯で列車増発及び区間延長
東京メトロの公式ページ より
1️⃣5時台、東陽町発中野行1本を増発。東陽町駅始発中野方面列車1本を西船橋駅始発として西船橋〜東陽町を延長運転します。
2️⃣6時台、浦安駅始発中野行を2本運転します。
3️⃣6時台、東陽町〜中野行を2往復増発します。
今回のダイヤ改正はなんといっても電車増発している時間帯に着目してほしいのです。
いずれも5時台、6時台といった朝のラッシュ時間前に増発していることが分かります。
東西線では2018年4月から1年にわたって「早起きキャンペーン」を展開しておりましたが、この3月でいったん終了してしまいます。今後も同様の企画があるかは不明ですが、とにかく混雑率199%をも誇る東西線はラッシュ緩和に必死なんですよね。 つまり、通勤時間の分散化をはかり、ラッシュをおさめようという魂胆。
だからこそ早起きを推奨しているのです。
今回のダイヤ改正で直接的なメリットを享受するのは「アーリーバード」つまり早起きの人なのです。
それにしても疑問なのが上記の2️⃣の浦安始発。
近くに車両基地があるわけでもなく、なぜ浦安始発が爆誕したのか?
その謎は次のサイトで説明されていますが、要するにこのような理由らしいです。
「浦安駅の利用者から「(座れる可能性が高い)始発列車を運転してほしい」という要望があり、今度のダイヤ改正で新設することにしました。」
参考記事:なぜ浦安始発? 東西線、車庫がない中間駅から列車を設定 その意図を東京メトロに聞いた
ああ、浦安の政治力の強さよ。浦安の魅力は東京ディズニーランドだけではないのですよ。
安定した財政力を盾にして、「始発を作ってほしい」という市民の要望があれば東京メトロも全面的にバックアップしてくれるのです。
ただでさえ快速電車が停まるのに、その上に始発まで新設させるとは浦安最強ですよね。
そういえば先日公開された2019年最新の公示地価を見てみると浦安市の公示地価は4.23%上昇しており、千葉県では一番地価が高い地域となっています。
今回のダイヤ改正の影響で来年以降も浦安駅付近の土地は高騰する可能性がありますね。
参考記事:浦安市の公示地価
東京から一番近い千葉県である浦安市、ついに無双状態になる!
東西線沿線では浦安が最強になったことは分かったのですが、それ以外の千葉県民はどのように通勤戦争を乗り切ればいいのでしょうか? その答えは身も蓋もないのですが、「ラッシュを避ける」の一言につきます。
先述したように2019年3月から浦安では始発列車が新設されたこともあり、朝の電車本数が格段に増えております。
この傾向、おとなりの南行徳駅と比べると顕著なんですよ。
1駅の違いでこうもちがってくるものか、と。 まず南行徳駅の時刻表を見るとこんな感じです。
午前6時台の本数を数えてみると14本。
電車の間隔も4分から8分という感じなので電車を一本逃すとストレスになりますよね。
それに対して浦安駅の時刻表をみてみましょう。
午前6時台の本数はなんと18本! 南行徳駅よりも4本も多いのですね。
上の写真の中で赤い丸印がつけられている6時35分と6時58分に浦安始発が発車します。
ここに市川市民と船橋市民にもチャンス到来です。
つまり、座って通勤したいのであればこの時間までに浦安に到着して浦安始発の電車に乗り換えるのです。
以前であれば、妙典始発や西船橋始発に乗るために逆方面の電車に乗ることも考えられたのですが実はこれはご法度です。(本来であれば追加料金を支払わなければなりません)
しかし、浦安駅であれば経路途中駅での乗換えなので合法のはずです。
ここに「浦安駅で始発を待ち、座って通勤する」という新スタイルが誕生したのです。
それでは、私が浦安始発を利用すべきかどうかが問題ですね。
今のところ、私は6時51分の南行徳発の電車に乗って、立ったまま通勤しています。
その理由を列挙してみると3つほどあるんですよね。
1つは、シンプルに浦安駅で一度電車を降りるのが面倒くさいんです。
座れる可能性が高いけれども100%保証されるわけではないので、わざわざ降車してまで始発を待つのもどうかなと思っています。
2つ目は、そんなに通勤時間が長くないのです。
浦安駅から門前仲町駅までの通勤時間は約17分。
その程度の時間を座るために追加のエネルギーを使いたくないというのが本音です。
最後に、始発効果のおかげか途中駅での乗客数が減ったということ。
今までは浦安、葛西、西葛西という混雑エリアからの乗客流入が激しかったのですが、ダイヤ改正以後はこれらの駅からの乗客数が減ったという実感があります。
これらを考えると、別に浦安始発を待つ必要もないかな、と。
ただ一つ留意点がありまして、それは南行徳駅での本数が以前より少なくなったということです。
一本電車を逃すとストレスになりますし、何より南行徳駅からの乗客数が激増したのです。
本数が減ったわけですからその分、ホームに乗客が溜まるんですよね。ああ……。
繰り返しますが、浦安の利便性は高まったけれども、始発の恩恵を受けない南行徳と行徳はわりを食った形となっています。だから、浦安で一度降りて始発を利用するのも賢明かもしれませんね。
(2019年3月27日追記) 今日、6時51分の南行徳発に乗り、6時58分の浦安始発の電車に乗ってみるとすんなり座れました!あまり教えたくないですが、この電車めちゃくちゃ空いていますよ!
東京メトロ東西線で通勤する人は、待ってでもいいから浦安始発に乗るべきですね!6:58発の電車、余裕で座れます! このラインで並びましょう! pic.twitter.com/DQLjvuF2Np
— ケンタ (@kentasakako) 2019年3月26日
かなりローカルな話題を長々と展開してしまってすみません。
まとめます。
今回のダイヤ改正では6時台の電車に乗るメリットが大きくなっていますので、ぜひ早起きをして通勤ラッシュを回避しましょう!
座って通勤するために、余裕があれば浦安で始発を乗り換えましょう。
快適に一日をスタートすることができますよ!
くれぐれも7時台、8時台という「魔の時間帯」に東西線に乗らないように!