今20代や30代のかたは「自分には40代はやってこない」と思いがちですが、残念ながら確実にやってきます。
そこで、マークトェインの至言を送ります。
「20年後のあなたはやったことよりもやらなかったことによって失望しているだろう」 やりたいことは今やりましょう。 — ケンタ (@kentasakako) 2018年11月3日
最近、自分より若い人を見ていると「あー、もったいないな」と思うことがあります。
もう私がじじいの域に達してしまったからでしょうか。
老婆心が稼働してしまうのです。儒教精神をもってお許しください。
先を見据えたうえで行動しまくっている若手も多くいますが、それでも「あれ?」と思う若い人も少なくありません。
20代とか30代って実はぼんやり過ごしている場合ではないのですよ。
今回は、そんな41歳の私が若者へ向けてのメッセージを綴ります。
先月、宅建試験を受験しましたが、40歳を過ぎてゼロから新しいことをスタートするのはかなりキツいことなんですよ。
まず、頭がついていかない。
加齢が原因かブレインフォグによるものかは分からないのですが、記憶力が低下していることは確かです。
細かいことを覚えることが困難になってしまいました。
若いときはサクサク覚えられていたのですが、ここ最近は人名や地名もあやういんです。
そんな状態なのに、しかも不動産関係にも勤めたことがないのに、宅建を勉強しはじめたのです。
関連記事:不動産業界と関係ないのに、宅建士の資格に挑戦している5つの理由。
「なぜ宅建か?」という論については上記の関連記事に5つの理由を書いてありますが、もう一つ理由があります。
それは、資格の賞味期限が長いということです。
たとえばインターネットの世界では数年であっという間に環境が変わりますよね。
仮想通貨とかも……。
その一方、不動産関係の知識や情報は数年で廃れることはありません。
宅建士の資格についても比較的長い期間において活かすことができます。
そこで、このツイートの続きをご覧ください。
私は今41歳ですが、60歳になった自分が後悔しないように、今頑張るのです。 — ケンタ (@kentasakako) 2018年11月3日
今、宅建士の勉強をしているのは実は60歳を見越してのことです。
おそらく60歳になったら今とは比べ物にならないほど環境が変化していることでしょうし、自分自身も年齢を重ねてしまうことは確実です。
そのため、私が今すべきことは20年後を見据えて60歳になってからも活動の幅を広げ、選択肢を多く持てるチョイスをすることなのです。
今だけを見ては危険なのです。
「スタバ旅」を4年も続けてきた私がこういうことを言えないと思いますが、20代を「スターバックス・フェイズ」で終わらせてはいけません。
「スターバックス・フェイズ」とは、メグ・ジェイ著「人生は20代で決まる」の中で定義されている言葉で、次のような状態のことを指します。
「スターバックスの店員さんのように見た目がよく、気楽なアルバイトを選び、だめならやり直せばいいと考える段階」
誤解して欲しくないのですが、スタバのパートナーさんのことを悪く言っている訳ではありません。
問題なのは、スターバックスでアルバイトとして仕事をすることは20年後の先を見据えている行動かどうかということです。
メグ・ジェイさんは「非正規雇用は一生続けるにはふさわしくありません。」と一刀両断していますが、私が問題としているのは「どれだけ先を見ているか?」という点です。
今20歳だとするとスタバでのアルバイトは40歳になってどのような影響を及ぼすでしょうか?
スタバで働くことは確かに人生にとってプラスになることは多いでしょう。
しかし、それによって20代という貴重な時間が犠牲になることも否定できません。
スタバ好きの人の反感を買ってしまいそうですが、20代の人はこの本を一読することをおすすめします。
戦略を持って20年後のことも考えておきましょう。
メグ・ジェイはこう綴っています。
20代をだめにする、もっと確信犯的な呪文もあります。
「若い時は二度と来ない」「できるうちに楽しみなさい」。
これらのメッセージが20代をあおり、ある研究者が言うように実際には長いあいだ人を幸せにはしない「いましかない生き方」に走らせます。
20代、30代は永遠には続きません。
悲報ですが、生きているかぎり確実に40代や50代はやってきます。
この週末、少しでいいので20年後のことを考えてみませんか?