いきなりですが、わたしは「1級FP」として相談をいただいております。
最近では資産運用に関する問い合わせをよく受けます。
【ご参考】こんな感じです↓
1級FPがわかりやすくワンポイント相談にのります 失業手当・NISA・財形などお金の質問を個別相談さて、私自身は資産運用の一部として以下を定期積立しております。
投信(先進国株式)
ドル
ユーロ
金
プラチナ
ビットコイン
イーサリアム
そして、もう一つ。
会社で「住宅財形」も積みたてています。
財形はNISAとはちがって投資信託や株式などの指定をすることができません。
運用を金融機関に委託する形となります。
一見すると不自由な感じに思えますが、財形特有のメリットもあるので積み立てを検討すべき。
ただ、ここでの問題は「なぜ「住宅財形」を選んだのか?」ということです。
もう48歳で住宅を購入するかわからないのになぜ「住宅財形」?
そう!そこよ!
今回はわたしが「住宅財形」を選んだ理由を述べて行きます。
まず、大前提として財形貯蓄には3つの種類があります。
「一般」と「年金」と「住宅」です。
そして、「税金」「奨励金」「流動性」「解約ペナルティー」の4項目をもとに3つの財形の特徴をまとめてみました。
簡単に解説していきます!
(注意)以下で述べることは全ケースで必ず当てはまるとは限らないため、疑問点は必ず会社の担当部門に確認しておきましょう!
財形貯蓄の大きなメリットとして「利益が出た場合に所得税が550万円まで非課税になるというメリット」があります。ただし、この対象は「年金財形」と「住宅財形」だけ。
「一般財形」は非課税にならないことに注意が必要です!
財形貯蓄のもう一つのメリットは「奨励金」です。
財形の積み立てをした従業員に対して、会社が補助をしてくれる制度です。
積立額の一定率を会社が拠出してくれるので実質的には「利息」と同じ効果が得られます。
注意すべきこととして、奨励金制度は会社によって有無やパーセンテージが異なること。
たとえば私の会社では「年金財形」だけでなく「住宅財形」に対しても、毎月積み立て額の「3% (30,000円を上限とする)」が奨励金として与えられます。
これが最大の利点だと思いますね。
「流動性」とは積み立てているお金をすぐに引き出せるかどうかを言います。
「一般財形」についてはいつでも引き出すことができますが、住宅財形は「5年以上」の積立期間、年金財形は「5年以上かつ55歳以上」などの条件のもとでしか原則として引き出せないのです。
資金が必要になった場合にはこれがデメリットになります。
財形貯蓄は、それぞれの用途が定められていることが特徴です。
「一般財形」は使途に限定はありません。引き出して何に使ってもよいことになっています。
しかし、「年金財形」は年金目的、「住宅財形」は住宅関係の目的しか認められないことになっています。この目的以外で解約した場合、なにかペナルティーがあるかどうかが懸念されます。
目的外解約の場合、「非課税」から「課税」になることが多いです。
よってそれまで免除されていた税金(所得税)を支払わなければならないことになります。
わたしの場合、財形のパンフレットを見ると、それ以上の課税はされない(つまり実質的なペナルティーはない)ので、基本的には「一般財形」と同じ扱いになります。
しかも受け取った奨励金を返還しなくてもよいのであれば、最初から「一般財形」を選ぶメリットはあまりないかもしれませんよね。
ん?ということは……
財形を申し込むときは、次のスキームが得であることがわかります。
・最初はとにかく「住宅財形」で申し込む
・住宅購入したら財形から引き出しをする
・住宅購入しなければ引き出しの時に課税に切り替える
(結局は一般財形と同じ効果になるだけ)
しかし、多くの方はなんとなく最初から「一般財形」を申し込んでいるようです。
「住宅」と「年金」は特別な人向けと思われているみたい。
うーん。
上記のように「一般」よりも「住宅」の方がメリットが大きいのです。
特に、将来的に住宅購入を考えているのであれば、住宅財形が大きな味方になります!
それ以外にもメリットがあるケースもあるからです。
住宅購入の際、なるべく低い金利を求めることが鉄則!
「住宅財形」では、金融機関によっては低金利で融資をしてくれる場合があります。
私のケースでは、最大で「積立残高×10倍」を融資してくれる制度があります。
もちろん、各人の属性(勤務している会社の規模や正社員か否か、年収など)でより低金利で借入できるかもしれませんが、低金利ローンのオプションをなるべく持っておくことは重要!
金融機関によっては生命保険が付帯する制度もあります。
これは、財形貯蓄に加入中に従業員が死亡したり重度障害になったりした場合に保障してくれる制度です。
ちなみに私のケースでは、 約2年半ほど毎月30,000円を積み立てており、いざとなれば「障害死亡・重度後遺障害保険金額」として460万円ほどの保険金を受け取れます。
ちなみに、この保険金は積立期間に応じて増額するので、積立期間が長いほど保険の意味合いが大きくなります。
これは意外と大きい!
住宅財形は「リスク管理」としても大きな意味があるのです。
このように、財形貯蓄はメリットがあります。
特に30代などの若い人は「住宅財形」を検討する余地は十分あると思います。
人生は何が起こるか分かりません。
今は賃貸で暮らしていても、そのうち住宅を購入するタイミングが来るかもしれません。
48歳のわたしも、虎視眈々と住宅情報をサーチしていますしね。
ライフプランと流動性など総合的に考えた上で、よりよい計画を立てていきましょう!
ちなみに、会社の積立制度として「従業員持株制度」もありますが、私はオススメしません。その理由は次の記事で書いています!
関連記事:それでもやはり従業員持株会をおすすめしない2つの理由
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