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遠距離看護の入口に立って気づいた5つのこと


2024年2月末日、母親が脳梗塞で倒れました。
急きょ二度目の帰省。

遠距離介護のポイント


なんとか一命をとりとめたものの、未だ意識は戻っていません。
ただ、少しずつ反応が戻ってきた気がします。


突然訪れた「遠距離看護」というリアル。
このタイミングでこのような展開になるとは思ってもいませんでした。


【参考記事】かなり焦燥していて意味不明な文章になっています……


遠距離看護の入口に立ってみて、実際に感じたことは次の5つです。

①交通費の対策が必要

②本人の意思を残すためのエンディングノートは絶対に必要

③家族の絆が試される。

④看護離職を回避せよ

⑤最低限の保険関係の知識を身に付けるべき


①交通費の対策が必要


東京から関西に戻るだけで、一回につき30,000円以上かかります。
長期戦になると体力勝負にもなるので、コストを優先して高速バスを利用するのはもってのほか。46歳の身体にムチをうつことはありません。


となると、遠距離介護の最大の要所となるのは、やはり最適な交通手段だと思うのです。
いかに体力温存しながらコストの安い移動ができるか」にかかっています。


今はANAマイルや新幹線の往復割引などを使っていますが、エクスプレス予約ができるクレカを検討中。



②エンディングノートは必要

突然、脳梗塞になった場合、本人の意思を確認できないまま、家族はむずかしい判断に直面します。
だれであってもどこまでの延命治療を施すべきかは家族に伝えておくべきだと思いました。

そのためには常日頃から死生観をしっかり考える必要があります。
もし自分が意思能力がなくなった場合のために「治療はどこまでを求めるのか」「手足が動かなくなった場合、どうしてほしいのか」などを考えなければならないと思いました。

着手していなかったエンディングノートを埋めていこうと思います。


③家族の絆が試される。

精神的にも肉体的にも厳しい局面になります。
そんななかで家族で厳しいことを話し合わなければなりません。

現状と今後の事について意見が衝突することもあります。
家族だけで乗り切れること、家族で分担するべきことなどシビアな討論。
家族の絆が試される土壇場。

それに備えて、日ごろからコミニュケーションをとっておくべきですね。


④看護離職を回避せよ

看護離職はどうしても避けなければならなければなりません。
今のうちに会社のバックアップ制度を確認してみましょう。

また、条件に当てはまれば最長93日の介護休業手当が対象となる場合もあります。

社会保障制度と会社制度をうまく利用すること。
離職は最後の切り札!
介護や看護を理由にして会社を辞めたらあとで後悔するはず。

⑤最低限の保険関係の知識を身に付けるべき

身内が倒れた時、急にいろいろな知識が必要となります。
病院の高額療養費や医療保険、介護保険、病院の種類など一気にいろいろな単語が出てくるので、基本的な知識を身に付けておくべきだった……と思いました。
幸運にも私は1級ファイナンシャルプランニング技能士を取得して、ある程度の基本知識はありましたが、それでも介護関係の知識はとても疎かったですね。

みなさんも今のうちにFP3級を学習しておきましょう。


【まとめ】いまのうちに介護や看護に備えよう。

看護は唐突にやってくるかもしれません。
いっぺんにさまざまなことを考えなければならないので、遠距離看護の入口はめちゃ大変です。
あらかじめ用意しておくべきです。


同じような局面に立ち向かうかたも多いと思いますので、今のうちに考えておきましょう!



自分も親もいつまでも若くない。


今年がいろいろな意味で勝負の年になりそうです。



【追記】2024年4月2日に母親が亡くなりました。本当にありがとう。

この記事を書いたのは私です

ケンタ
ケンタ
1級ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士。
【経歴】1977年兵庫県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、多種の業界で管理部門をほぼ経験しました!(IT、経理、経営企画、財務、人事、マーケティング)
【得意分野】人生設計やプラン作成、分かりやすく説明したいです。
【趣味】カフェめぐり(日本全国のスタバ旅など)グルメ、ストイックな勉強。