副業がさかんになってきた昨今、わたしは「ココナラ」というサービスを利用しています。
マッチングサービスの仕事版のようなものですね。)
今回、はじめて仕事をお願いする側になり、新発見がありました。
発注サイドから得られた5つのレッスンです。
ココナラには「公開依頼」という機能があり、仕事内容をオープンにして仕事の提案者を募集することができます。
「こんな仕事がありますが、やってくれる人いませんか?」と案件を公開して提案者を探すのです。
いま英語関係のKindle本を制作しており、以下のような案件を応募しました。
このような依頼文でございます。
【依頼の概要・目的・背景】
7年前にKindleを6冊出版しておりますが、今回は英語学習についてのテーマをとりあげており、読者のご意見をいただきたいと思っております。いちどざっくり原稿を見てもらいご意見をいただきたいです。
予算は1500円から2000円を考えています。
今現在では30,000文字程度、PDFにすると120ページ位ですが、上下巻として分冊しようと思っています。
原稿をみていただいて以下を教えていただきたいと思っています。1)1冊で出したほうがいいか、分冊したほうがいいか?
2)購入する場合、どの程度まで出せそうか?
3)よかった点、改善すべき点
4)その他
すると10人の応募をいただいて、そこから4人を厳選しました。
今回、4人の候補者からの提案をみて「この人に頼もう!」と決めたわけですが、その基準はなんだったでしょうか?
「回答スピード、スキル、実績、納品完了率、対応力、ランク、言葉遣い」など要素はいろいろとあります。
そのなかで最終的な決定打となったのは冒頭に述べたつぎの5つですね。
これから自分のスキルを生かして副業したい人は上の5つのコツを押さえておきましょう。
順に説明します!
「仕事はスピード重視」とよく言われますが、どのスピードを重視すべきかを知ることが重要です。
なんでもかんでも早い者が勝つわけではないのです。
わたしも最初、「案件が公開されてからなるべく早く応募したものが有利なのかな」と思っていたのですが、発注側からするとその早さはどうでもいいことに気づきました。
スピードが要求されるのはいつかというと……
依頼主の質問に回答するときです。
そのなかでも「1回目の質問に対する回答スピード」は第一印象につながりますから特に重要です。
発注サイドにまわってみて、即答がいかに安心感を与えてくれることを思い知りましたね。
提案の順番はあまり関係ありません。
依頼者から何か質問があったときに素早く応えられるように体制を整えておくことが重要だと思いました。
このような提案もいただきました。
「英語に自信があります!TOEIC900です!」
今回は英語関係Kindle出版の案件ですのでこのようなアピールをされたのでしょう。
ただ、ここでは英語のスペックはほとんど不要です。
英語スキルは要求しておらず、むしろ「これから英語を勉強したい」という人をターゲットとしているので完成された英語達人はいらないのです。
わたしも詳細をお伝えするべきでしたが、提案者も文脈を読み取る必要もあるのだな、と思いました。
提案する案件が「どの程度のスキルが要求されているのか」を推測しておきましょう。
あと、Tiktokのフォロワー数とかインフルエンサー自慢されるかたもいましたが、こちらが困惑するだけでした……
ココナラには経験に応じてランクというものがあります。
実績が増えるにつれ、「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」と等級があがっていく仕組みですね。
ただ、わたしの選考基準としてランクは気にしなかったです。
むしろ、まだ販売実績ゼロのかたのほうが仕事を真剣にやってくれそうな雰囲気がしました。
これは新発見でしたね。
下克上できる可能性があると。
ただ、そうはいっても実績多い人が有利なことは事実です。
そこで、販売実績が少ない人が案件を勝ちとるために有効だとおもったのが次の2つ。
特にこちらの提示した情報をきちんと読んでいることをアピールすることは意外と効きますね。
「提案内容拝見いたしまして、お力になりたいと思いご連絡させていただきました。
6冊も出版されているのですね!」
販売実績ゼロのかたでもこのような文章を送っていただければいい印象が残ります。
実績は重要だけど、それに依拠していると足元すくわれるかもしれん。
今回は実績を重視しなかったのですが、納品完了率はめちゃくちゃ大事だと思いました。
いかに実績がすごかろうと、この数字が低いと「そもそも仕事してくれるだろうか」と不安になります。
70%以下だと即効で足切りですね。
納品はきちんと完了しましょう。
今回の発注でいちばん痛感したのは需給バランスがいかに大事かということです。
資本主義社会ではなにごとも需要と供給で成り立っているのだと思いましたね。
今回の案件は「Kindle本を読んで感想を伝える」という比較的簡単な案件でしたので、多くの応募がありました。
供給過多状態となり買い手市場のため、依頼主のほうが有利になります。
すると、選ばれる確率は低くなります。
「自分が飛び込む案件は買い手市場なのか?」「どの程度競合がいるか」は考えるべきと思いました。
ココナラで仕事を受注したいとおもったらつぎの5つは気をつけましょう!
ちなみに、わたしもココナラでFP関連のサービスを始めました!
もしご興味ある方はお仕事依頼お願いします!
これからもっとサービスを増やしていきますね。